【名言で英語学習】若いころはお金が人生で最も大切なものだと思っていた。年を取った今、その通りだということを知っている。

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“When I was young I thought that money was the most important thing in life; now that I am old I know that it is.”
Oscar Wilde

若いころはお金が人生で最も大切なものだと思っていた。年を取った今、その通りだということを知っている。
オスカー・ワイルド

【文法解説】

I thought money was ~ の時制の一致に注意。テストでは不正解となりますが、日常会話などでは相手も理解してくれるのであまり神経質にならなくても大丈夫です。

文の最後の it is の it は money を指します。



19世紀に活躍した作家、オスカー・ワイルドの言葉です。

ひと昔前、「愛があればお金はいらない」などと言われた時代がありました。バブルがはじける前の昭和時代です。この頃は大きな格差もなく、皆が文化的な生活を送ることができた時代です。愛さえあれば、みたいな事が言えたのは、低下層に堕ちたとしても最低限の生活はできた社会だったからです。

現代はどうでしょうか。物価は上がれど賃金は上がらず、増税ばかりでも庶民に還元されず。格差は広がるばかりで生活は限界。日々を乗り切るだけで精一杯、恋愛は贅沢品になりつつあります。「愛があればお金はいらない」なんて、今の時代では笑えないジョークです。

結婚生活で大切なのは?お金or愛情?

だからといって「お金が全て」でもありません。お金は大切ですが、愛もなくてはならないものです。世間の人々はどう思っているのでしょう?

保険マンモス株式会社が2022年3月に男女500人を対象に実施した「結婚生活で大切なのは、お金か愛情か?」というアンケート調査によると、結果は男女の大差なく、どちらもほぼ半々でした。

■結婚生活で大切なのは?

男性女性
愛情53%52%
お金47%48%

■お金が大切な理由
・家計を支えるというのは大変なことで、しっかりできる人は家族に対する愛情がある。
・愛情があってもお金に余裕がなければ心も余裕がなくなるから
・お金があると心に余裕が出来て、相手に思いやりを持って接することが出来るから。

■愛情が大切な理由
・愛情があれば、ある程度の金銭問題は解決できるが、愛情がない相手と一緒にいるのはお金があっても苦痛でしかなから。
・好きでもない人と一緒に生活するのは無理です。お金がどんなにあってもメンタルが持ちません。
・愛情がないとお金があっても、空しい気持ちが付きまといます。毎日の精神的な潤いの方が豊かさを感じます。

※出典:結婚生活で大切なのは?お金or愛情!男女500人リアルなアンケート調査結果

愛情が大切と応えている人達も「お金はなくていい」とは言っておらず、やはり生きていくうえでは必要なものという認識なようです。



美を追求したオスカー・ワイルド

父は医師、母は詩人。オスカーは幼い頃から高度な教育を受けて育ちます。オックスフォード大学へ入学した後は母から仕送りをしてもらいながら、さらに借金をしてまで贅沢で優雅な生活を送ります。しかし彼の場合、ただ金使いが荒いだけの人とは少し違い、美酒や骨董品など極上のものに囲まれていたいという美意識からくるもので、結果的に彼の感性を磨くことになります。

また、卒業旅行ではギリシャやイタリアなどへ長期に渡り滞在、帰国後はロンドンの社交界に足を踏み入れたりと、とにかくコストのかかる人生でした。また、美を追求する人種によくある例にもれず、彼もまた非常に恋多き人間でした。妻と子を得てからも同性異性を問わずに恋人を作り、訴訟にもなりました。現代なら間違いなく大炎上している人物でしょう。

しかし、彼の代表作である「サロメ」や「幸福な王子」なども、決して少なくないお金と愛を糧にしてこの世に生まれました。彼のような偉人にとっても、我々のような一般人にとっても、やはりお金も愛も大切なものです。



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