【英語で名セリフ】これから先、オレが死んでからその先、どう生きるつもりだ トルフィン?【ヴィンランド・サガ】

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How are you going to live your life?
In the future, after I die,
How are you going to live your life, Thorfinn?

おまえ、どう生きるつもりだ?
これから先、オレが死んでからその先、
どう生きるつもりだ トルフィン?

【文法解説】

be going to ~ : ~するつもり
中学英語で暗記必須な、未来を表す超基本熟語です。

in the future: 将来、これから先

トルフィンにとって父トールズの仇であるアシェラッドが、死の間際でトルフィンに問うた言葉です。

デンマーク王スヴェンに自らの野望を見抜かれ追い詰められたアシェラッドは、その場でスヴェンの首を斬り落とし、自らの命を犠牲にしてクヌートに王位を継がせる作戦に出ました。わざとクヌートの剣にかかって倒れるアシェラッド。しかし、決闘でアシェラッドを倒して父の仇をとることだけを考えて生きてきたトルフィンは、目の前の現実を受け入れることができません。

トルフィン
「死ぬのか・・・おまえが?」
「ナメてんのか、てめえ・・・こんなんじゃねえだろ!俺とてめえの決着は!」

アシェラッド
「ガキはこれだから参るぜ・・・おまえ、どう生きるつもりだ?これから先、俺が死んでからその先、どう生きるつもりだ?」
「いい加減、先に進めよ。いつまでもこんな、クソくだらねえ所に引っかかってねえで、ずっと先に、トールズの行ったその先に、おまえが行け。それがおまえの本当の戦いだ。本当の戦士になれ・・・」

アシェラッドは憎むべき父トールズの仇。トルフィンは絶対に認めないでしょうが、いつの頃からかアシェラッドとの間には奇妙な信頼関係ができていたのです。アシェラッドを憎み、殺すことだけを考えて生きてきたトルフィンでしたが、その後の人生などは何も考えていませんでした。そして目の前で生きる目的を失ったトルフィンは錯乱、クヌートに斬りかかって逃亡します。

その後、生きる意味を失い奴隷の身へと堕ちるトルフィンですが、心優しき奴隷仲間エイナルや善良な農場主と、恵まれた環境で日々を過ごします。トラブルや事件に遭遇しながらも、やがてトルフィンは血に飢えた戦士だった自分の過去を悔いるようになり、トールズやアシェラッドのいう「本当の戦士」へと成長していきます。



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