【山本五十六】やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば人は動かじ【名言を英訳】

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“They do nothing unless you show them, tell them, let them try, and give them compliments.  “
Isoroku Yamamoto

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば人は動かじ
山本五十六

【文法解説】 

unless ~ : ~でもない限り 

give (人) compliment: (人)をほめる、賛辞を述べる 

接続詞andを使って2つ以上の言葉を並べる時は A and B と書きますが、3つ以上だと A, B, and C と ,(カンマ)を使って最後だけandを書きます。この文では show, tell, let, give の4つの動詞を並べています。 

山本五十六を知らなくてもこの言葉は聞いたことがある、という人も多いのではないでしょうか。ビジネス書などで人材育成論として引用されることが多い有名な名言です。 

わかりやすく現代の言葉にすると 

「まずは自分が相手の目の前でやって見せて、しっかりと説明をしてから、その後実践させてみてください。そしてその行為を褒めてあげることまでやらないと、人を動かすことはできませんよ」 

ということです。 



これって考えてみると当たり前なことですが、現実にはあまり実践されていないようです。特に昭和の時代なんて「仕事は見て盗め」なんて考え方がまかり通っていました。もちろんこれは一理あります。いつもただ教えられるだけの受け身では自分で考え判断する力はつきません。しかし右も左もわからない新人に「仕事は見て盗め」の一言ですませるのは、精神論を隠れ蓑にした教育者の怠慢です。今でこそ多種多様な教育法、部下育成法などが確立されてきましたが、未だ昭和風土が残る企業も少なくありません。 

筆者自身の話ですが、私の父は中小企業の社長でした。私が小学生だった頃(西暦で言えば1980年代)に、「最近の若者は言われた事しかやらない」とぼやいていました。そして同じような大人の愚痴は令和でもよく聞きます。 

自分が大人になった今思うことは「若者なんていつの時代だってそうだし、大人はかつて自分もそうだったことを都合よく忘れているに過ぎない」ということです。 かつて気がきかない若者だった自分を育ててくれたのは大人なのに、その事実を忘れている大人が多いように感じます。

だからこそ現代でも山本五十六のこの言葉が人々の心に響くのでしょう。

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