「価格」は price, charge, fee, fare, toll…違いは何?

日本語で価格を表す表現は「家賃」「運賃」「手数料」「サービス料」など、だいたい「OO賃」か「OO料」で表現できます。対して英語で価格を意味する単語はpriceだけではありません。なんの料金かによってcharge, fee, fare, tollと使う言葉が違ってきます。ここでは、それぞれどの場面で使われるか解説していきます。

price: 物の値段

priceは何かを売り買いする時の「金額」を表します。

The price of gasoline is going up every year.
ガソリンの値段は毎年上がっている。

There’s no price tag on this bag.
このバッグには値札がついていない。

charge: 請求される金額

何かのサービスに課す金額はchargeで表現されます。また、chargeは動詞で「請求する」という意味になります。

The charge for the hotel room was very expensive.
ホテルの部屋代はとても高かった。

The shop charged me 5 dollars for the service.
その店はサービス代として私に5ドルを請求してきた。



fee: 知的サービスの金額

feeは医者や弁護士など専門職に対する料金や学校の授業料、施設へ払う入場料や会費を表します。

The entrance fee for the museum is 10 dollars per adult.
博物館の入場料は大人1人10ドルです。

The lawyer’s fee was cheaper than I thought.
弁護士への報酬は思ってたより安かった。

fare: 移動にかかる金額

fareの語源は「旅行」で、電車、バス、タクシーなどの運賃を表します。

Bus fare has increased recently.
最近バス運賃が上がった。

The round-trip fare is cheaper than two single tickets.
往復運賃の方が片道切符2枚よりも安い。

toll: 道路などの通行料

有料の道路や橋または港などの通行料・使用料はtollで表します。

You have to pay a toll when you cross this bridge.
この橋を渡るには通行料を払わないといけません。

The city built toll highways.
市は有料の高速道路を建設した。

まとめ

料金といってもprice以外にもcharge, fee, fare, tollと複数あります。しかし「この場合はpriceだと通じない」なんてことはありません。どれを使えばよいかわからなかったらとりあえずpriceでも通じます。あとはそれぞれどの状況で使われているかをチェックしておけば、そのうち使い分けができるようになっていきます。



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