【英語で名セリフ】憎しみがなくなったら、俺、空っぽだ。【ヴィンランド・サガ】

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Without my hate, I am … empty.
I had survived on my hate alone.
I don’t know anything besides war.

憎しみがなくなったら、俺、空っぽだ。
憎しみだけで生き抜いてきた。
戦場以外に、何も知らない。

【文法解説】

empty: 空の、空虚な

hateは「嫌う」という動詞だけではなく「憎しみ、憎悪」という意味の名詞としても使用されます。

「生きてきた」を表現するならlivedでも意味は通じますが、それまでのトルフィンのように常に死と隣り合わせの壮絶な人生を生き抜いてきたなら、surviveの方がふさわしい響きになります。

besides: さらに、ほかに、加えて

父の仇であるアシェラッドを決闘で殺すことだけを考えて生きてきたトルフィン。しかし、そのアシェラッドはトルフィンの目の前で死んでいきました。いきなり生きる目的を失って錯乱、廃人となったトルフィンは奴隷の身分にまで堕ちてしまいます。

農場で奴隷となったトルフィン。最初は生ける屍のように労働をこなすだけでしたが、周りの人間に恵まれたおかげで段々と人の心を取り戻していきます。そしてある日気づきます。憎しみだけで生きてきたことを。そして仇をとるという自分の目的を達成するため、多くの罪のない人間を殺してきた自身の罪を。

ここからトルフィンの新たな人生が始まりました。



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