「わからない」は ”I don’ know” と ”I have no idea.” のどっち?どう使い分ける?

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英語で「わからない」と言うと、“I don’t know.” が最も一般的ですね。他にも “I have no idea.” とも言いますが、同じ「わからない」でも若干ニュアンスが違います。ここでは、それぞれの違いと使い分けを解説します。

“I don’t know.”の使い方

まずは一般的な “I don’t know.” から。言葉どおり「知らない、わからない」です。

Who is the prime minister of germany?
ドイツの首相は誰ですか?
I don’t know.
知りません。

Do you know where Ken is?
ケンがどこにいるか知ってる?
I don’t know.
知らない。

Excuse me, could you tell me the way to the station?
すみません。駅までの道を教えてもらえますか?
I don’t know.
知りません。

使い方としてはどれも間違ってはいません。ただ、“I don’t know.”の一言で終わらすと状況や言い方によっては「知らねーよ」「知るかよ」と冷たいニュアンスに聞こえます。”I don’t know.” の後に何か一言あるだけで印象がガラリと変わります。

Who is the prime minister of germany?
ドイツの首相は誰ですか?
I don’t know. I’m not familiar with Europe.
知りません。ヨーロッパに詳しくないんです。

Do you know where Ken is?
ケンがどこにいるか知ってる?
I don’t know. Tom might know it.
知らない。トムなら知ってるかも。

Excuse me, could you tell me the way to the station?
すみません。駅までの道を教えてもらえますか?
I don’t know. Sorry, I’m not from around here.
ごめんなさい、地元じゃないんで知らないんです。

どうでしょう?次の一言だけで円滑なコミュニケーションが成立します。



“I have no idea.”の使い方

ネイティブもよく使う”I have no idea.”ですが、これは”I don’t know.”の強調バージョンです。ただ単に「知らない、わからない」の”I don’t know.” に対し、”I have no idea.”は「全くわからない、見当もつかない」場合に使います。

Did you understand what Johnny said yesterday?
昨日ジョニーが言ってたこと理解できた?
No, I have no idea what he means.
いいや。彼が何を言いたいのか全くわからなかったよ。

What is the population of China?
中国の人口は何人?
I have no idea.
全く見当もつきません。

“I have no idea.”と同じように使われるフレーズで”I have no clue.”があります。clueは「ヒント、手がかり」という意味です。2つのニュアンスの違いはありません。過去に何度かネイティブに質問してみたことがありますが、答えは”No difference.”「変わんないよ」でした。



“I’m not sure.” はどう使う?

また別の「わからない」を意味するフレーズで“I’m not sure.”があります。これはsureがポイントです。sure は「確信、自信がある」を意味する言葉で、直訳すると「確信がない、ちょっとよく分からない」となります。

Who is the prime minister of germany?
ドイツの首相は誰ですか?
I’m not sure.
(誰だったか)自信がないです。

Do you know where Ken is?
ケンがどこにいるか知ってる?
I’m not sure.
いやちょっとわかんない。

“I’m not sure.”は、何も知らない状態の“I don’t know.”“I have no idea.”と違い、何か心当たりはあるけど確信がない時に使う「わからない」です。ストレートなニュアンスの“I don’t know.”を和らげるために“I’m not sure.”が使われたりします。

まとめ:「わからない」の表現

このようにひとくちに「わからない」でも表現によってニュアンスが変わってきます。ただ知識として覚えるだけではなく、映画や誰かの会話などでどんな質問の時にどう答えているかに注目して感覚を養いましょう。

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