【進行形】「~している」だけではない!未来も表現できる便利で優秀なヤツです【やり直し英文法】

やり直し英文法

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進行形といえば<be動詞+動詞のing>で、「~している」と訳す。

学校ではそのように習った人が多いかと思います。しかしこの進行形、「~している」を軸に考えると混乱のもとです。

例えば「弟はいつもテレビばかり見ている」を英語にすると以下になります。

My brother always watches TV.
弟はいつもテレビばかり見ている。

「~している」だけど進行形は使いません。日常の習慣は現在形で表現します。

「え?なんで?どういうこと?」の答えをこれから解説します。



進行形とは?

まずは進行形の性質を知ることから始めましょう。

進行形は以下のような状況を表現します。

・行為が行われている最中・途中
・いつでもすぐに中止・中断できる行為に限る

例文を見てみましょう。

Ken is working at his room.
ケンは自分の部屋で仕事をしています。

Nao is playing a game during class.
ナオは授業中にゲームをしている。

このように、まさに行為が行われている最中を表現します。また、途中で中止・中断できない行為は進行形にはできません。例えば以下のような場合です。

Tom likes dogs.
トムは犬が好きです。

Joan has two sisters.
ジョアンは姉妹が2人います。

このような場合は進行形にできません。なぜならいつでも中止・中断できないからです。今は犬好きだけど1分後は犬嫌い、なんてあり得ませんし、姉妹がいる事実は永遠に変わりません。

昔は「haveは進行形にできない動詞」と教える先生がいたようです(まだいるのかもしれませんが…)。これはhaveという動詞自体が問題なのではなく、「中断できないから進行形にできない」が正しいです。

なぜなら、

My boss is having lunch now.
わたしの上司は今昼食をとっています。

のように、haveでも進行形にできる場合もあるからです。

be動詞も進行形にできる

進行形の作り方は<be動詞+動詞ing>ですが、be動詞の文も進行形にすることができます。

1. You are selfish.
2. You are being selfish.

1.の文はそのまま「あなたは自己中です」という意味で、普段からの性質を表しています。

2.は進行形です。これは例えば、普段は自己中な人ではないけれど、何らかの理由で心に余裕がない状況にあり、周りの人のことを考えられなくなっている人に対して、「自己中心的になっていますよ」と指摘する場合です。

いつもの状態ではなく、普段とは違う一時的な状態の時に使います。

近い未来を進行形で表現できる

進行形は、確実にくる近い将来を表す時にも使うことができます。

He is leaving for London tonight.
彼は今夜、ロンドンへと出発する。

「今夜」はまだ来ていない未来ですが、その未来に向かってロンドンへと発つ状況が進行している、というイメージです。

また、クリスマスの定番ソング「サンタが町にやってくる」の原題は ”Santa Clause is coming to town.” です。よく見ると進行形ですね。サンタは町に向かっている最中で、近い将来に到着することを表現しています。



be going to ってよく見りゃ進行形

中学の初期で習う超基本熟語の be going to (~するだろう、するつもり)ですが、これってじつは進行形です。

I am going to skip out on the meeting.
わたしは会議をさぼるつもり。

Nao is going to eat in next class.
ナオは次の授業で早弁するつもりだ。

このように、be going to の正体とは<be動詞+go-ing>の進行形なのです。ちなみにtoは文脈によってto不定詞(後ろに動詞の原形)になったり、前置詞(後ろに名詞)になったりするので注意が必要です。見極め方は、toの後ろが動詞の原形ならto不定詞、名詞なら前置詞と判断できます。以下は前置詞になるケースです。

We are going to downtown after the final exam.
私たちは期末試験が終わったらダウンタウンに行くつもり。

本題とは違いますが、be going towill の違いは以下の記事を参照してください。

「安心してください、履いてますよ」

お笑い芸人のとにかく明るい安村さんがイギリスのオーディション番組”Britain’s Got Talent”で、「安心してください、履いてますよ」の決め台詞を“Don’t worry. I’m wearing!”と英語で言っていました。現在形で“I wear …”と言うと日常的に着ている習慣を表すニュアンスになるため、「~している状態」を表す進行形で正解です。

しかし wear は他動詞なので、目的語が必要です。“I’m wearing” で終わられても聞く側は「いや何をだよ?」となります。しかしその足りない目的語を観客と審査員が“Pants!”と叫んで補うという、見事なコール&レスポンスが成立していました。

進行形の名言・名セリフ

You’ll never find a rainbow if you’re looking down.
下ばかり見ていたら、虹を見つけることはできない。

喜劇王チャールズ・チャップリンの言葉です。「下を見る」という行為は中止・中断できるので進行形です。下を見るのを止めて、顔を上げると虹のような美しい景色が見えるはず。

I am just trying to be a father who won’t put his children to shame.
私はその子供らに対して、恥じぬ父親でありたいと願うだけです。

自分の地位を失うことも恐れず、毅然とした態度で上層部に物申したブライト艦長の名セリフです。軍人として、父としての信念を押し通した胸熱なシーンでした。しかしその息子は閃光の(以下略)



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