【名言で英語学習】国が自分に何をしてくれるかを問うのではなく、自分が国のために何ができるかを問うてください。

※ この記事には広告・PRが含まれています

【画像】ホワイトハウス

“Ask not what your country can do for you, ask what you can do for your country.”
John F. Kennedy

国が自分に何をしてくれるかを問うのではなく、自分が国のために何ができるかを問うてください。
ジョン・F・ケネディ

【文法解説】

askは( 尋ねる、質問する )という意味ですが、ここでは( 求める )という意味になります。

ask A for B: BのためにAを求める

この文章前半では、Aの部分がwhat your country can do ( 国ができること )、Bの部分があなたになるので、「国があなたのためにできること」という文脈になります。

文章後半では「国があなたのためにできること」を求めるのではなく、「あなたが国のためにできること」がなにかを自らに問いなさい( askしなさい )という意味になっています。

ジョン・F・ケネディ(1917 – 1963)
アメリカ合衆国第35代大統領、通称JFK。テキサス州ダラスでパレード中に暗殺され、その事件は映画にもなった。



教科書にも載っているほど有名なジョン・F・ケネディの言葉です。

ケネディがアメリカ第35代大統領に就任した1961年、アメリカは混迷期にありました。公民権運動やベトナム戦争、経済の停滞などのなか、アメリカ国民は新たな指導者を求めていました。この言葉は、そんなケネディによる大統領就任式のスピーチの一節です。

国民は政府に強いリーダーシップを求める一方、自分は何もしない傾向にあります。批判はしますがそこで終わり。税金を払っているのだから社会の運営は政府の仕事だろう、といえばそれまでですが、残念ながら文句を言うだけでは何も変わらないのが現実です。

今の日本社会も、様々な問題や制度疲労が浮き彫りになってきています。我々日本人も、権利を主張するだけではなく、社会の一員として何ができるか、何をすべきかを考える時期に来ているのかもしれません。

タイトルとURLをコピーしました