「~の前に」のbefore と prior to ってどう違う?【TOEIC頻出】

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「~の前に」を意味する単語は before です。では類似語の prior to とは何が違うのでしょう?

結論からいうと、意味は全く同じです。

ニュアンスの違いは、before はカジュアルprior to はフォーマルって事ぐらいです。そのため prior to はビジネス文書などで使用される事が多く、TOEICの問題でもよく出てきます。

品詞としても少し違います。両方とも前置詞なので、before prior to も後ろには名詞を置きますが、before は接続詞としても使えるため<主語+動詞>の文を続けることができます。

beforeの例文

「~の前に」を表す時は、だいたい before を使えば大丈夫です。prior to よりもカジュアルな響きですが、失礼という程ではないのでビジネス会話で使用しても問題ありません。

接続詞の before

I have to prepare a presentation document before the meeting starts.
会議が始まる前に、プレゼン資料を準備しなければならない。

Brush your teeth before you go to bed.
寝る前に歯を磨きなさい。

前置詞の before

My father goes jogging before having breakfast every day.
父は毎日朝食の前にジョギングしています。

Don’t stand before me.
わたしの前に立つな。



prior to の例文

before よりもフォーマルな響きのため、公文書でよく使用されます。ビジネス文書では、タスクの優先順位などを説明する時に使います。

I have to prepare a presentation document before the meeting.
会議の前に、プレゼン資料を準備しなければならない。

Passengers can board the plane twenty minutes prior to departure.
乗客は離陸20分前に飛行機に搭乗できます。

まとめ

beforeprior to に意味的な違いはありません。prior to の方がフォーマルな響きですが、beforeでも問題ありません。1点だけ要注意なのは、before は前置詞と接続詞として使えるのに対し、prior to は前置詞としての働きのみです。prior to を使う時は、後ろは名詞または動名詞になることに注意しましょう。

before: 前置詞と接続詞

prior to: 前置詞のみ



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