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“Nothing is particularly hard if you divide it into small jobs.”
Henry Ford
どんなことでも小さな仕事に分ければ特に難しいことはない。
ヘンリー・フォード
【文法解説】
Nothing is ～ (～などという事はない)で始まる文は汎用性が高く、わりとよく使われます。
例：
Nothing is impossible.
不可能なことは何もない。
Nothing is more important than love in life.
人生で愛より大切なものはない。
divide A into B: AをBにわける
大きなタスクを達成するためには、作業レベルにまで小さく細分化していくこと。よくビジネス本などで書かれていることです。例えば「講演会を開く」というタスクを達成するには、「日程を決める」「講演者に打診、スケジュールを確認」「会場を抑える」「関係者に周知する」など必要な作業をリストアップして一つ一つを達成していきます。
今ではよく知られた仕事術ですが、当時はそんなビジネスのノウハウも確立されていませんでした。ヘンリー・フォードはそんな時代からこのような感覚を持ち合わせていたのだから驚きです。
ヘンリー・フォードは何をした人？
フォードは自動車を世に広めた経営者として有名ですが、自動車を発明したわけではありません。当時すでに自動車は存在していましたが、現代の自動車よりも大型で一部の金持ちしか持てない贅沢品でした。そんな自動車を低コストで工場での大量生産することに成功したのがフォードでした。
また、従業員に高い賃金を支払っていたのも当時の常識では考えられませんでした。フォードの狙いは、高い賃金を払う⇒お金に余裕ができるので自動車を買う⇒フォードの売上げが上がる⇒高い賃金を持続できる、といったサイクルを作ることで、実際に成功しました。
今では当たり前となった経営常識も、フォードの功績によるものが多くあるのです。
