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”If you can dream it, you can do it.”
Walt Disney
「夢を見ることができるなら、それは実現できる」
ウォルト・ディズニー
【文法解説】
誤解されがちですが、if を使っているから仮定法、ではありません。英文法でいう「仮定」とは、想像や事実では起こり得ないこと、実現不可能なことを指します。そして実現不可能なことを、できた場合と仮定する時は過去形を使います。例えば以下のような文です。
If I could be a king, I would build a big castle.
もし王様になれたら、わたしは大きな城を建てる。
現実に王様になることはあり得ません。だから王様になったらと「仮定」しての話です。ウォルト・ディズニーの言葉に戻ってみましょう。
If you can dream it, you can do it.
過去形のcouldではなく、canを使っています。これは仮定法ではなく、直説法といいます。
ウォルト・ディズニー(1901 – 1966)
ミッキーマウスを生み出したアニメ作家、ディズニーランドの創立者。
ウォルト・ディズニーが漫画家になる決心をしたのは少年時代。その後、広告会社へ就職してアニメーション技術を学び、独立して会社を興します。しかしそれからの道のりは決して順調ではありませんでした。慢性的な資金難や取引先である配給会社の裏切りなど、幾多の苦難にぶつかります。いまや世界的キャラクターとなったミッキーマウスは、そんな失意のなかにいた頃に生まれたキャラクターでした。
ウォルト・ディズニーの原動力となったのは成功への野心などではなく、子ども時代からの「人を楽しませたい」という素朴な想いでした。社会的な成功はあくまで結果論であり、彼にとってはただただ自分の夢を追い続けただけなのでしょう。