【 PDCA, SWOT 】知っておきたいビジネス英語: 文書や会議で使用されるビジネス略語を身につけよう

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世の中には様々な業界があり、それぞれの世界で専門用語があります。ビジネス英語でも同様で、知っておくべきビジネス用語は多くあります。ここではその中でも、知らないと特にわかりにくい略語のビジネス用語を紹介します。

PDCAサイクル

日本のビジネス書でも登場するPDCA Cycle (PDCAサイクル)。これは 「Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)Action(改善)」頭文字を取った略語ですが、 英語ではActionではなくActになっており、4語すべてが動詞になっています。

Plan=計画する
目標を設定し、達成するための具体的な方法を考えます。

Do=実行する
もとは広い意味で「~をする、行う」という動詞ですが、この場合はPlan(計画)したことをDo(実行)することを意味します。

Check=評価する
日本語でも「チェックする」というように、確認や調査することを意味する動詞です。前段階で実行したことを評価することを指します。

Act=改善する
計画・実行・評価した結果をもとに改善することを意味します。もともとactという動詞は「活動、行動する」の意味で、本来は「改善する」という意味はありません。

SWOT

SWOTは4つの語の頭文字を取った言葉で、カタカナ読みすると「スウォット」のように読みます。おもにマーケティングでよく聞く言葉です。

Strengths=強み
形容詞strong(強い)の名詞形。物や肉体的な強さを意味するだけでなく「精神的な強さ、長所」も表します。

Weaknesses=弱み
形容詞weak(弱い)の名詞形。strengthと同じく物理的だけでなく抽象的な意味での「弱さ、欠点」を表します。

Opportunities=機会
このOpportunityは「機会」を意味する言葉ですが、ここでは市場のなかの「チャンス」というニュアンスです。

Threats=脅威
脅威を意味する名詞threat、ここでは市場の競合他社や環境などの「マイナス要因」を意味します。

4Ps

マーケティングで使用される用語。Pから始まる4つの語から「4Ps」と呼ばれます。

Product=商品
本来productは製造された物理的な商品を指しますが、ここでは目に見えないサービスも商品に含まれます。

Price=価格
productのように物理的な商品の価格をpriceと言います。目に見えないサービスの料金はfeeを使いますが、4Psではサービスも含めたPriceと解釈します。

Place=場所
「場所」を意味するplace、ここではshop(店舗)だけでなくdistribution(流通)なども含めた立地条件を指します。

Promotion=販促
Promotionの意味は「推進、促進」で、会社組織では「昇進」の意味としても使用します。4Psではそのままの意味「販促、プロモーション」を指します。

3Cs

マーケティング戦略を立てる際には、まずは現状把握が重要です。3Csはその基礎となる Customer(顧客)、Competitor(競合)、Company(自社)を指します。

Customer=顧客
3Csでのcustomerは広い意味での顧客を指し、「市場」をも含みます。

Competitor=競合
競争相手の意味をもつcompetitorですが、ここでは競合他社を指します。

Company=会社
companyは一般的な意味での「会社」を指しますが、3Csのcompanyは「自社」を意味します。

あとがき

どの分野でも専門用語を知ることは重要です。ビジネス英語においても、言葉の意味がわからなければ文書を読んでも理解できません。逆に言えば、英語力に自信がなくてもビジネス用語の知識があれば文書の概要は理解できたりするので、これを機会にしっかりと覚えましょう。

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