明らかに請求金額が高過ぎる、予約したのに「予約がない」と言われた、店員の態度が悪い 、飲食店で注文したものが来ない…海外へ行くとそんなイラっとする事もしばしば。でも言い返したくても何も言葉が出ない。そんな経験ありますね。
人間だれしも腹が立つと思考よりも感情が先に来るため、すぐに言葉がでてこないものです。ましてや外国語である英語だと尚更です。そんな時のためにも、すぐに言い返すフレーズの引き出しを用意しておきましょう。
何でもいいから知ってるフレーズを使ってすぐ言い返す。これには2つの利点があります。1つは引き下がるつもりはない意志表示になること。2つ目はとりあえず反論したことで心に余裕ができ、次の言葉を考えることができるようになること。
海外では控えめ・遠慮なんて言葉は美徳でもなんでもありません。毅然とした態度で反論しましょう。
とにかく意思表示
I don’t understand.
理解できない。
This is ridiculous.
バカげている。
That’s impossible.
あり得ない。
法外な代金を請求されたり、返金されるはずのお金が返金できないと言われたり、理不尽な要求をされた時に使うフレーズです。まずは「甘く見るなよ」という態度を示しましょう。
理不尽を受け入れない
That can’t be right.
そんなはずはないでしょう。
These numbers can’t be right.
この数字はおかしいでしょう。
チェックインしたのに予約はない、請求金額に注文していないものが載っているなど、「相手のミスでは?」と思われるものに対する返しのフレーズです。前項のフレーズよりも強い言葉ではないので、相手に悪意がなさそうな時はまずこちらを使いましょう。
あくまでそっちの責任です
It’s your responsibility, not mine.
それはそちら側の責任であって、わたしの責任ではありません。
Why should I pay for your mistake?
そちらのミスなのになぜわたしが払わなければいけないのですか?
相手側のミスで発生した料金を請求された時に言い返すフレーズです。あわよくば何でも金を取ろうとするので油断は禁物です。
放置されている時
It’s been a while since I ordered.
注文してだいぶ経ってるんですが。
レストランなどで料理を注文して、いくら待ってもいっこうに来る気配がない。そんな時に声をかけるフレーズです。人種差別的な嫌がらせで料理を運んでこないケースもあるようですが、大体はただ単に忘れられている事がほとんどです。客の注文を忘れるなんて日本では考えられませんが、海外ではわりとよくあります。
列への割り込みを許さない
Excuse me, there’s a line here.
すみません、並んでます。
列に並んで待っているのに割り込まれた時に使うフレーズです。列に割り込んでくる輩は日本にもいますが、海外にもこの手の人間は多くいます。
しつこい営業を追い払う
No, thanks. not interested.
興味ないです。
お土産屋や服飾店などで、何か買わせようとしつこく付きまとう店員を追い払うフレーズです。露骨な奴になると電卓片手に付きまといます。お行儀のよい態度で接する必要はありません。目も合わさず塩対応でいきましょう。
態度の悪い店員に一言もの申す
I don’t appreciate your attitude.
態度がよろしくないですね。
接客態度が悪い店員に対して使うフレーズです。海外では露骨に客を小バカにしたような態度の店員がいます。そんな時は大人の対応でこのフレーズを言ってあげましょう。直訳すると「あなたの態度はありがたくない」になりますが、これは遠回しに「態度を改めた方がよいですよ」のニュアンスになります。
最終兵器「上の者を出せ」
I want to talk to a supervisor.
マネージャーをよんでください。
いくら話しても相手側が折れない、埒が明かない時の最終兵器フレーズ。 日本風に言えば「上司を出せ」ってところでしょうか。言われる側は嫌なもので、これが海外でも同じ。結構な効果があります。
おわりに:「なめるなよ」という態度を見せる
以上、言い返すためのフレーズでしたが、何よりも重要なのは「おとなしく引き下がる気はないぞ」という態度を見せることが大事です。極端な話、英語が出てこない時は通じなくても日本語でまくしたてるくらいの気概でいきましょう。