【英語で名言】墓場で一番の金持ちになることは私には重要ではない。夜眠るとき、我々は素晴らしいことをしたと言えること、それが重要だ。

“Being the richest man in the cemetery doesn’t matter to me… Going to bed at night saying we’ve done something wonderful… that’s what matters to me.”
Steve Jobs

墓場で一番の金持ちになることは私には重要ではない。夜眠るとき、我々は素晴らしいことをしたと言えること、それが重要だ。
スティーブ・ジョブズ

【文法解説】

動名詞を主語にした文です。
Being the richest man in the cemeteryまでが主語です。
doesn’t matter: 関係ない、どっちでもいい
後半の文は一見複雑に見えますが、 Going to bed at nightsaying we’ve done something wonderful の間でいったん区切って考えるとイメージしやすいです。

※この記事は広告・PRが含まれています。



1985年、30歳のジョブズは自分が立ち上げたアップルから追い出されてしまいました。この時ジョブズはアップルの株を650万株も持っていましたが、惜しげもなく売却しました。その結果、日本円にして200億円ものキャッシュが手元に残りました。数十回生まれ変わっても遊んで暮らせる額です。

しかしジョブズはそんな悠々自適な生活は望んでいませんでした。そもそもお金を優先するなら、これから間違いなく値上がりするアップル株を売却なんてしません。ジョブズは株の売却で手にした資金を元手に、新しい会社「ネクスト」を立ち上げました。アップルという舞台を失っても、まだまだ世界を変える気満々だったのです。

ジョブズが生まれ育った環境は決して裕福ではありませんでした。家具は中古品ばかり、近所の家が持っているカラーテレビもないことがジョブズ少年には不満でした。後年、億万長者となったジョブズはその反動で…なんてこともありませんでした。豪邸を建てることも高級車を何台も所有することなく、質素な生活を続けました。自宅には家具もほとんどなかったそうです。ある日、ビル・ゲイツが夫婦でジョブズの家を訪れた時、あまりの質素さに「本当にここで家族と住んでいるのかい?」と驚いたというエピソードもあります。

ジョブズの生涯を見てみると、たしかに物欲や金銭欲の匂いがしません。まさにこの名言どおり、稼いだお金を使うことよりも新しいモノを創り出すことに全てを捧げた生き方でした。



タイトルとURLをコピーしました