「我が子に英語の絵本を読み聞かせたい」
そう思っても種類がありすぎて、どれを選んでよいか迷います。初めての英語絵本だから失敗しないよう選ぼう、と慎重になってしまいます。
しかし、もっと気楽に構えましょう。選ぶモノはあくまで子どもと一緒に楽しむ絵本であって、勉強するための教科書ではありません。あまりに親が真剣だと、子どもがその緊張感を感じて英語嫌いになるかもしれません。そうなったら本末転倒です。
以下の選び方のポイントだけ頭に入れて、あとは気軽に探しましょう。
■選び方のポイント
・はじめは単語が少ないものや同じ言葉を繰り返すものがおすすめ
・対象年齢はあくまで目安
・「学びがある」より「楽しい」を優先
・理屈よりも「ウチの子こういうの好きそう」という感覚を大切に
また「自分の英語力で読み聞かせる自信がない…」という親御さんは、音声付きの絵本を選びましょう。音声に合わせ、子どもと楽しみながら自分の英語学習にもなる、くらいに気楽に考えましょう。
幼児期におすすめの英語絵本
おやすみなさい おつきさま
日本語版の絵本でも定番の一冊。お部屋にあるもの、一つひとつに「おやすみなさい」とあいさつをしていきます。使う語彙も少なく、はじめての英語絵本としておすすめです。就寝前の読み聞かせにピッタリの絵本です。
どこへいくの?ともだちにあいに!
人気絵本作家エリック・カールさん、いわむらかずおさんの2人によって、日本語と英語で描かれた絵本。右から読めば『どこへいくの?ともだちにあいに!』という日本語の絵本に。同じ絵本をひっくり返して左から読むと、”Where Are You Going? To See My Friend!”という英語の絵本に早変わり。日本語と英語の物語が一つの物語になっていきます。
The Little Prince 星の王子さま
誰もが知っている名作「星の王子さま」を易しい英語で楽しく読めます。読んだことはないという人でも、「いちばんたいせつなことは、目に見えないんだよ。」の名言は耳にしたことはあるのではないでしょうか。英語と日本語の両方があるので大人にも人気、プレゼントとしても最適です。
Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?
「What do you see?(何見てるの?)」のフレーズから、カラフルな動物たちが次々と登場。つぎつぎにあらわれる動物や色をあてたり、リズミカルな英語を口ずさんだり、英語を楽しめる一冊です。動物好きなお子様におすすめです。
The Very Hungry Caterpillar
日本でもおなじみな人気の定番絵本「はらぺこあおむし」の英語版絵本。はらぺこの青虫は月曜日にはリンゴ、火曜日には洋ナシ…と食いしん坊。そしてさなぎになり、最後には美しい蝶へと変身します。日本語で読んだことあっても、英語で読むとまた新しい発見があります。
英語でもよめる スイミー
小学校の国語の教科書にも掲載されている「スイミー」を英語で読めます。小学生向けではありますが、お馴染みの物語ときれいな海の世界を描いた絵のタッチは、幼児期の子どもでも楽しめます。
まとめ
前述したように、英語絵本はあくまで絵本であって教科書ではありません。人気の絵本だからといって我が子が気に入るとは限りません。全く人気のない絵本を気に入るかもしれません。力を抜いて、子どもと一緒にお気に入りの絵本を探していきましょう。