英語で「たぶん、おそらく」を表す時はmaybe, probably, perhapsを使います。学校で最初に習うのはmaybeでしょう。そのため「たぶん」と言いたい時は、多くの人がmaybeを使っているのではないでしょうか。
ここでは、この3つの違いと使い分けを解説します。
確信度によって違う
同じ「たぶん」でも確信度が違います。
・probably – 確信度80%前後
・maybe, perhaps – 確信度30%~50%程度
上記のパーセンテージはあくまで目安で、言語として明確な規定があるわけではありません。ネイティブも「なんとなく」の感覚で使い分けています。我々が日本語で「たぶん」「おそらく」「かもしれない」を明確に使い分けていないのと一緒です。
確信度の高いprobably
なんとなく自信がある「たぶん」はprobablyを使います。
My boss probably likes sushi.
わたしの上司はたぶん寿司が好きだろう。
She will probably visit us tomorrow.
彼女はおそらく明日に我々を訪ねてくるだろう。
確信度が半分以下はmaybe
確信度が50%以下の「たぶん」はmaybeを使います。
Maybe it will be sunny next week.
来週は晴れると思うよ。
Maybe Joe will come, maybe not.
ジョーは来るかもしれないし、こないかもしれない。
フォーマルなperhaps
確信度はmaybeと同じですが、perhapsはフォーマルな響きです。ビジネス英語ではperhapsを使いましょう。
Perhaps she will come back.
たぶん彼女は戻って来る。
Perhaps the price of this product will go up.
おそらくこの製品は値上がりするだろう。
使い方によっては失礼なmaybe
確信度は同じmaybeとperhapsですが、maybeは使い方によってはぶっきらぼうに聞こえます。
A: Do you think what Tom said was true?
B: Maybe.
A: トムが言ったことって本当だと思う?
B: たぶんな。
このような時、日本語の「たぶん」と同じような感覚でmaybeの一言で返すと、感じ悪く聞こえます。「たぶん」というより「しらね」「さあな」みたいに、どうでもいい「たぶん」のニュアンスに聞こえて印象が悪いです。
「たぶん」の一言で返すなら、maybeではなくperhapsを使いましょう。