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despite と in spite of
「~にもかかわらず」という意味の despite と in spite of ですが、使い分けは特に必要ありません。全く同じニュアンスと解釈しても問題ありません。強いて言えば、despiteの方がアメリカでよく使われている表現です。注意すべきは、両者とも前置詞なので後ろに来るのは名詞または動名詞です。
例文:
In spite of / Despite his terrible betrayal, she still loves her partner.
ひどい裏切りにもかかわらず、彼女はまだパートナーを愛している。
although と though
同じような意味の although と though。こちらも両者に違いはありません。thoughの方が口語的でカジュアルな響きなのでビジネス英語ではalthoughを使いましょう。また、この2つは基本的には接続詞なので、後ろには<主語+動詞>を持った文章が来ます。基本的には、と言ったのはthoughは文末につけて副詞として使われることもあるからです。
例文:
My boss went golfing although / though it was raining.
上司は雨なのにゴルフに行った。
副詞としてのthough:
Our new CEO is not very popular because he is very strict and conservative.
I like him, though.
我が社の新しいCEOはとても厳しくて保守的だからあまり人気がない。
俺は好きなんだけどね。
TOEICでも頻出
どれも意味は同じですが、TOEICではそれぞれ品詞の違いを問う問題が出題されることがあります。以下のような問題に対応できるよう理解しておきましょう。
______ Mr.Ross had prepared for his presentation, the conference was cancelled.
(A) Despite
(B) In spite of
(C) Although
(D) As far as
答えは(C)です。主語+動詞のある文章の前には接続詞Althoughが来ます。
まとめ
意味はどれも「~にもかかわらず」なので、使い分けを意識しなくても大きくニュアンスが変わることはありません。thoughがややカジュアルなのと、品詞の違いだけ注意しておきましょう。