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“Find out what you are really good at.”
Peter Drucker
自分が本当に得意なものを見つけなさい。
ピーター・ドラッカー
【文法解説】
find out: 探し出す、発見する、解明する
be good at ~ : ~が得意
自分が得意なものをみつけましょう…これはドラッカーでなくても、学校でも企業でもよく言われる言葉です。
「経営の父」と呼ばれたドラッカーが意味するところは、個々人のためだけではなく「まず経営者が自身の強みを見つけましょう」と説きました。
従業員をコストではなく資源として捉えましょう、資源なので浪費してはいけませんよ、個々の資源を尊重し、それぞれの得意な事を活かしましょう。そのためにはまず運営側が自分の強みを理解しましょう、というのがドラッカーの考え方でした。
1909年にオーストリアで生まれたドラッカーはアメリカ合衆国へ移住した後、GM社のような巨大企業を目の当たりにして、その組織の研究を始めました。『会社という概念』など数多くの経営やマネジメントに関する書籍を出版、現代でも多くの経営者やビジネスマンに愛読されています。
会社とは、個人が強みを活かして組織に貢献し、成長し、幸せになる場であるべきだ。そのように考えていたドラッカーでしたが、後年は利益の追求を最優先とする資本主義の風潮に嫌気がさし、企業よりも非営利団体と関わるようになりました。
世界的に格差が広がり、様々な社会問題が起きている資本主義の現代社会を考えると、やはりドラッカーは正しかったようです。