※ この記事には広告・PRが含まれています
You won’t mature if you keep running away even though your birthday is coming.
逃げてたら、誕生日が来たって大人にはなれない
【文法解説】
「大人になる」はそのままbecome an adultでもOKですが、精神的な成長を表現したい時はmature (成熟する)を使います。
run away: 逃げる
even though: ~だとしても
高須竜児が逢坂大河との駆け落ちを考え直した時のセリフです。
大人になるとはどういう事でしょうか?
日本では、18歳で成人、つまり大人として扱われることになります。しかしこれはあくまで法律上の話で、18歳になれば誰もが自動的に精神的に成熟するわけではありません。肉体は時とともに成長しますが、精神の成長はそれまでどんな生き方をしてきたかによって決まります。例えば勉強から逃げて、働くことから逃げて、そしてそのまま30歳になってしまったとしたら、それは学生気分の抜けない甘ったれた中年の出来上がりです。
「若いうちの苦労は買ってでもしろ」という言葉があります。昭和の根性論の匂いがプンプンします。わざわざ買ってまで苦労する事はないと思いますが、一理あります。実際、苦労を知らない人間は忍耐力もなく人の気持ちもわからないのが多いです。
老年期になるとさらに我慢する力が衰えていきます。若い時に甘ったれた人生を歩んできた老人は、それはそれは救いようがありません。年上を敬う心は必要ですが、年上の人間も若者から尊敬される人間になる努力をするべきです。もちろん若者に媚びを売ることではありません。年上だからといって何の努力もせず、若者に無条件の尊敬を求めていては老害認定されてしまいます。
若者も年配者も、常に大人である努力を続けていきたいものです。