The thought is like throwing honey on a luxurious meal!
上等な料理にハチミツをブチまけるがごとき思想!
【文法解説】
thoughtは動詞thinkの過去形ですが、「考え、思想」という意味の名詞としても使います。他に思想を意味する言葉としては、ideology, philosophy, beliefなどがありますが、元セリフのニュアンスに対して重くなり過ぎるため、thoughtにしました。
「ブチまける」などという英単語は存在しないので、「投げつける」的な意味合いでthrowを使いました。ただ単に「ハチミツをかける」ならputやpourを使います。
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刃牙シリーズを読んだことがなくても範馬勇次郎が誰か知らなくてもこのセリフは知っている、なんて人も多いのではないでしょうか。それくらいネットでよく使われる有名なセリフです。
このセリフが登場したのは刃牙シリーズの1作目「グラップラー刃牙」の地下トーナメント編。どれだけ追い詰められても諦めずメンタルが折れることのない愚地独歩に、精神的に追い詰められていく天内悠。ついには「これ以上戦っても無駄だから降参してくれ」などと言い出した天内に、範馬勇次郎は激怒します。天内の鎖骨をへし折り、髪を頭皮ごと引き抜いて投げ飛ばすという鬼畜な行為の後に吐いたセリフです。
この初期の頃の範馬勇次郎は本当に鬼畜でした。ゲーセンに入るような感覚で道場に殴り込み、格闘家たちを八つ裂きにして「娯楽」と言い切ったり、山奥で暮らしている夜叉猿を屠り、その生首で腹話術ごっこをしたりと、サイコパスなシリアルキラー並みの外道っぷりです。しかし後年の勇次郎は、伝説のプロボクサーに「アンタを尊敬している」と言ったり、独歩と飲みに行ったり、刃牙にわりと的を得た説教をしたりと、以前では考えられない行動をするようになりました。
作者もさすがに初期はやり過ぎたと思ったのか、野蛮さは変わらずながらも若干キャラがマイナーチェンジしました。