※ この記事には広告・PRが含まれています
I would rather work like a dog at a job I love than move up the career ladder at a job I dislike.
いやな仕事でえらくなるより、好きな仕事で犬のように働きたいさ
【文法解説】
would rather A (than B): BよりもむしろAしたい
受験英語で定番の表現ですが、実際の会話でもよく使われます。(than B)を省略してwould rather Aの単体で使うこともあります。
work like a dog: 犬のように働く
“move up the career ladder”は直訳すると「キャリアのはしごを上る」ですが、意味は「昇進する、出世する」となります。ビジネス英語でも使われる表現です。
どんな職業に就いても、仕事が辛い時はやってきます。そんな時は「自分は何のために働いているのか?」と自分を振り返る良い機会です。好きで始めた仕事なら、初心を思い出すのもよし。金のためと割り切って働いているなら、なぜお金が必要かを思い返すもよし。好きな仕事、やりがいのある仕事に就くことが一番の正解のような風潮がありますが、それは人それぞれ。「仕事なんて金を稼ぐための手段。自分はプライベートを充実させたい」という考え方も、その人にとっては正解です。
「いやな仕事でえらくなるより、好きな仕事で犬のように働きたいさ」、これはなるほどと、価値観のひとつとして普通に受け入れられる言葉です。しかし「課長島耕作」が連載されていたのは昭和から平成初期にかけてです。良い大学に入って大企業に就職することが全て、みたいな時代にこの言葉を言えるのは、かなり勇気が必要だったのではと思います。