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Listen to me, Thorfinn.
You have no enemies.
No one has any enemies.
There is no one you can hurt.
よく聞けトルフィン。
お前に敵などいない。
誰にも敵などいないんだ。
傷つけてよい者などどこにもいない。
【文法解説】
enemy: 敵
「~がある、~がいる」のthere is 構文。
自分の父トールズがかつてヨーム戦士団に属し、「ヨームの戦鬼(トロル)」と呼ばれた戦士だったと知って誇らしい気持ちになる幼いトルフィン。血には逆らえず、戦士に憧れるトルフィンは、父が家にしまっておいた武具を引っ張り出してきます。短剣の輝きに魅入られるトルフィンを見つけた父トールズは、幼い息子の手から短剣を取り上げます。敵と戦うんだと張り切るトルフィンに、トールズは諭すように優しく語り掛けます。
よく聞けトルフィン。
お前に敵などいない。
誰にも敵などいないんだ。
傷つけてよい者などどこにもいない。
ヨーム戦士団で人を殺して生計を立てていた過去を悔い、家族のため村のために生きていたトールズは、我が息子には同じような血なまぐさい世界に足を踏み入れてほしくありませんでした。しかし因果はめぐるものなのか、トールズはヨーム戦士団の策略により、トルフィンの目の前で殺されてしまいます。憎しみに心を支配されたトルフィン。父の仇を討つために戦士となり、父の想いもかなうことなく罪のない人々を殺し続ける人生を歩み始めます…。