【英語で名セリフ】君がしてくれたことは決して忘れない【ジョジョの奇妙な冒険】

※ この記事には広告・PRが含まれています

I never forget what you did to me.

君がしてくれたことは決して忘れない

【文法解説】

I will never forget ~ willを入れても間違いではありません。現在形にしたのは、今後も変わることのない普遍性を表す現在形の方がギャングの行動を表現しているからです。

疑問詞で使われることが多いwhatですが、ここでは関係代名詞のwhatです。thing(s) thatに置き換えて考えるとわかりやすいでしょう。

義父から虐待を受け、同世代の少年たちからイジメられていた幼いジョルノ。自分がこの世のカスだと信じるようになっていたある日のこと。学校帰りに物陰で血まみれになって負傷している男を見つけます。その後すぐにガラの悪い男たちが駆け付け、ジョルノに男を見かけなかったか尋ねます。「あっちに行ったよ。」とジョルノは男を庇いデタラメを教えます。恐怖はなく、倒れている男が「自分と同じようにひとりぼっちでさびしそうだな」と思ったからの行動でした。

2か月後、倒れていた男がジョルノの前に現れます。

「君がしてくれたことは決して忘れない」

その後、義父はジョルノを殴らなくなり、ジョルノをイジメていた悪ガキ達の態度も一変。男はギャングだったのです。自分の命を救ってくれたジョルノへ恩返しをするため、姿を現したのです。しかし男はジョルノをギャングの世界に巻き込むことなく、静かに見守るだけでした。ジョルノを1人の人間として人格を尊重する、ギャングのそんな態度からジョルノは「人を信じる心」を学んでいきました。悪事を働き法を破るギャングがジョルノの心をまっすぐに育てたのです。結果、ジョルノはギャングスターに憧れるようになったのです。

第5部の主人公、第5部のジョルノ・ジョバーナの生い立ちがわかるエピソードです。昔は「倒れていた男、じつは若き日のディアボロ」説も出ていたようですが、ディアボロならキングクリムゾンで時間を飛ばして危機をやり過ごせます。いやそもそも余裕で返り討ち、ですね。



タイトルとURLをコピーしました