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because of と due to 、どちらも「~が原因で、~のために」を意味する熟語です。よく知られている解釈として、because of が日常会話などカジュアルな場面、due toがビジネス文書などフォーマルな場面で使う、といわれています。
しかし実際はそんなルールが存在しているわけではありません。フォーマルな場面でもbecause of が使われますし、カジュアルな場面でもdue toは使われます。
違いは文法的な用法
2つの違いはざっくり言うと、意味は同じだけど文法的な使い方が違うこと、です。具体的には、due to は名詞を修飾する、because of は動詞を修飾する、の違いがあります。例文を見てみましょう。
1. The traffic jam was due to a terrible accident at the intersection.
2. The traffic jam happened because of a terrible accident at the intersection.
両方とも同じ意味ですが、
1.のdue to は<名詞+be動詞+due to>
2.のbecause of は<動詞+because of>
の型になります。
※例文引用・参照元:Due to Vs Because of – GMAT Verbal
けっこうネイティブも間違える?
とはいえ、そんな文法的なルールを無視してどちらを使っても意味は通じてしまうので、けっこうネイティブも間違えて使っています。いや、そもそもネイティブの使い方を間違っている、というのも変な話かもしれません。
また、TOEICの問題などでも、
Due to bad weather condition, I will probably need to change my flight.
のようにいきなり文頭へdue toを持ってくることもあります。
結論:あまり神経質にならなくてもよい
このように、文法ルールは存在するもののネイティブもそれほど気にしていない様子です。英語試験の対策としてはこの文法上の使い分けの違いを知っておくべきですが、日常会話など実践で使う時はあまり気にしなくても問題ありません。