※ この記事には広告・PRが含まれています

be と become、どちらも「~になる」の意味で使われますが、それぞれニュアンスの違いがあります。 違いをざっくり一言でいうと、be は「状態」、becomeは「変化」です。
be動詞と一般動詞の違い
be動詞は状態を表します。文脈によっては「~になる」と訳されることもありますが、体調や感情、現在位置を含む、広い意味での状態を表現します。
一般動詞は動作を表します。thinkやknowは物理的な動作を伴いませんが、精神・心理面での動作と解釈します。
beとbecomeの使い分け
「~になる」を意味するbecomeは、今と違う状態になる変化を表す動詞です。例文をみてみましょう。
He will be a professor next year.
来年、彼は教授になるだろう。
He will become a professor next year.
来年、彼は教授になるだろう。
日本語にすると同じ意味ですが、最初の文は教授になっている状態に焦点がおかれており、2番目の文は現在とは違う教授へと変化する事実に焦点がおかれています。
海賊王に!俺はなるっ!
「ワンピース」のルフィの名セリフ、「海賊王に!俺はなるっ!」で考えてみましょう。
I will be the King of the Pirates!
I will become the King of the Pirates!
どちらが正解というより、将来は海賊王になっている状態を強調するのか、海賊王へと変化する瞬間のイベントを強調するか、解釈の違いによります。筆者の解釈としては、話の流れ的にbecomeかな、と思います。