【名言で英語学習】「欠点を見つけるより改善策を見つけなさい」ヘンリー・フォード

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“Don’t find fault, find a remedy.”
Henry Ford

欠点を見つけるより改善策を見つけなさい。
ヘンリー・フォード

【文法解説】
動詞の原形が文頭にくる命令文です。
“Don’t A, B.”(Aをするな、Bをしろ)は名言やキャッチコピーなどでよく見られる型です。

fault: 欠点、短所、誤り、過失
remedy: 治療、救済策

ヘンリー・フォード(1863-1947)
アメリカ合衆国の企業家。自動車会社フォード・モーターの創設者。

人間とはネガティブな生き物。長所よりも短所に目がつきます。「それじゃダメだろ」とは気がつくものの、次に「ではどうすれば良いか?」は意識しないと考えないものです。

現代のビジネス書でも「ただ批判するのではなく代替案を考えること」といったことが書かれていますが、このフォードの言葉はまさにこれです。時代が変われど真理は変わることはありません。何か欠点を見つけたら「ではどうすれば良いか?」を考えられる人間でありたいものです。



エジソンとフォード

ヘンリー・フォードの最大の功績は、自動車を低コストで大量生産できる技術を確立させたことです。今でこそ自動車といえばガソリン車が当たり前ですが、当時は蒸気自動車、ガソリン自動車、電気自動車が混在しており、大量生産できるものではありませんでした。

28歳の時、フォードはエジソン照明会社で技術者として従事します。尊敬するエジソンに、彼は自作したガソリン自動車を熱く語りました。エジソンは強い興味を示し、フォードのガソリン自動車が高い可能性を秘めていると賛同してくれました。電気の専門家であるエジソンに認められたことは大きな自信となりました。

その後、エジソンの助言を受けながら改良を重ね、それこそ欠陥が見つかるたびに改善を繰り返し続けました。1899年にフォードはエジソン電気会社を辞め、デトロイト自動車会社を設立、本格的に自動車の生産を始めます。

現代で我々が使用しているガソリン自動車はこの時に始まったのです。

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