
チャーリー(字幕版)
1963年スイス、チャーリー・チャップリンは72歳になっていた。 自伝の出版にあたって、編集者のジョージ・ヘイデンの取材を受けていた。 ジョージは曖昧な記載記述について尋ね、チャーリーはその質問に答えつつ過去を振り返る。 9年後の1972年にチャーリーはアカデミー名誉賞に選ばれ、追放されたアメリカの地へ最後の妻ウーナと...
“You’ll find a rainbow if you’re looking down.”
Charles Chaplin
下を向いていたら、虹を見つけることは出来ない。
チャールズ・チャップリン
チャールズ・チャップリン(1889 – 1977)
イギリス出身の俳優、映画監督、コメディアン。
喜劇王として世界的に有名なチャップリンですが、決して順調にキャリアを積み上げてきたわけではありませんでした。子ども時代は貧困の中で生活、12歳の時には父親がアルコール中毒で死去。母親は心の病で入院。チャールズ少年は孤児院で生活し、ガラス職人や床屋など様々な仕事を経験しました。
コメディアン、映画監督としてのキャリアをスタートしてからも多くの苦難が待ち受けていました。着実に人気を獲得していく一方、社会風刺的な作風から「反国家的だ」とレッテルを貼られてアメリカから国外追放されたり、長男を生後3日で失うなど、決して幸せとは言えない波乱に満ちた人生を送っていました。
それでもチャップリンは人生の希望を失わず、上を向いて生き抜きました。もし下を向いていたら、喜劇王チャップリンは存在しなかったでしょう。