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「高い」を表す単語はtallとhighの2つがあります。どちらも中学で習う基本単語ですが、使い分けには注意が必要です。
それぞれの違いを一言でいうと、tallは「地面からの高さ」、highは「数値・レベルの高さ」です。ビジュアルで表すと以下のようなイメージです。
では具体的に例文を見ていきましょう。
tall: 地面からの高さ
My boss is tall.
わたしの上司は背が高い。
There are many tall trees in the city.
その街にはたくさんの高い木がある。
She ordered a tall latte.
彼女はトールサイズのラテを注文した。
tallの特徴は、地面から測って頂点の位置が高いもの、主に細長いものを表現する時に使用します。
high: 数値・レベルの高さ
My grandfather has high blood pressure.
わたしの祖父は高血圧だ。
The company has to produce a wide range of products with high quality.
その会社はさまざまな製品を高品質で生産しなければならない。
The red car was running at high speed.
赤い車がすごい速度(数値が高い速度)で走っていた。
highの特徴は、地位・数値・レベル・質・山など高い位置にあるものを表現します。
なんで「山」はhighになる?
地面からの高さはtall、ならば「普通に考えたら高い山はtall mountainだろ」などと思いたくなりますが学校ではhighと習います。これは、山を地面からの高さではなく標高と捉えるからです。また、tallはよく細長いものを表現するのに使用されるため、どっしりとした山にはtallよりもhighのほうがしっくりくるからです。学校の英語テストでは高い山をtallで表すと不正解ですが、実際はtall mountainと表現するネイティブも少なからずいます。
間違えても意味は通じる
正解が存在する受験では気をつける必要がありますが、日常英会話では使い分けにそこまで神経質にならなくても通じます。