“I start early and I stay late, day after day, year after year, it took me 17 years and 114 days to become an overnight success.”
Lionel Messi
早い時間に始めて遅くまで残っていた。来る日も来る日も、来る年も来る年も。一夜にして成功するのに17年と114日もかかったよ。
リオネル・メッシ
【文法解説】
上記はメッシの文章そのままです。冒頭の接続詞andは主語のIを繰り返す必要はなく、I start early and stay lateとした方がすっきりします。もっと言えば、そもそも時制は現在形ではなく完了形の方が…などと言うのは野暮ですね(注:アルゼンチン出身であるメッシの母国語はスペイン語)。大切なのは正しい文法ではなく込められたメッセージです。
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「ロナウドは努力型、メッシは天才型」と言われることが多いですが、実際はロナウドも天賦の才を持っていますし、メッシも人並み以上に努力しています。これは2人の個性の違いを一般受けする表現ならば、ということだと思われます。
実際、メッシ自身「僕は生まれながらの天才じゃない。努力の人間なんだ」と語っています。メッシの身長は170cm、プロのサッカー選手としては決して恵まれた体格とはいえません。
メッシが11歳の時、「成長ホルモン分泌不全性低身長症」という病気に侵されていることが判明します。これは、成長ホルモンを分泌する力が弱いことによって身長が伸びないという病気です。治療しない限り身長が伸びず、治療費も高額です。そんなハンデを背負ったままメッシは13歳でFCバルセロナの下部組織の入団テストに合格しました。そしてバルセロナに移住する事という条件で、FCバルセロナが治療費全額負担の条件で契約に至ります。
その後も努力に努力を重ね、17年と114日をかけ、自分の力で現在の場所までたどり着きました。