【 大学生のやり直し英語勉強法】まだ間に合う!英語の苦手意識を克服しよう

【画像】大学の講義

「中学高校時代、英語が苦手だった…できれば勉強やり直したい」そう思っている大学生は多いようです。

始めるなら大学生のうちです。社会人になると勉強時間の確保が難しくなります。時間の自由度は大学生の方が圧倒的に有利です。大学を卒業してしまう前に、この特権を最大限に利用しましょう。

大学生が英語をやるべき理由

英語を身につけるメリットは、すぐに思いつくだけでも以下の5つがあります。

・就職活動で武器になる
・将来の転職活動でも武器になる
・海外就職も選択肢になる
・人脈や友達の幅が世界に広がる
・一生使える武器になる

最初の2つは言うまでもありません。さらにグローバル化が進む現代では、海外赴任ではなくそもそも就職先が海外というケースも珍しくありません。少し前に、寿司職人が海外へ行くと年収が数倍になるというニュースもありました。語学力とは関係なさそうな職人の世界でもそんな状況です。今後はこういった出稼ぎのようなケースは増えていくでしょう。

仕事に限らず、交友関係の幅も一気に広がります。世界中の英語話者とつながることができるのです。2倍3倍どころではありません。趣味などを通じて世界に友達を作ることができ、もしかしたら恋人や将来の結婚相手と出会うのも世界の誰かかもしれません。

英語ができると、人生の選択肢が圧倒的に増えます。

苦手意識との向き合い方

挫折した原因は単純に難しいというのも理由でしょう。しかしそれ以上に「あれ?ちょっとここがわからない」とほんの少し止まっただけでも授業は待ってくれないことが大きな要因です。もしかしたらあとちょっと時間をかけていれば理解できたかもしれません。生徒の理解スピードには個人差があっても授業もテストも均一に行われます。

独学で英語を勉強する場合、かつての授業進行に追われるプレッシャーは存在しません。周りの生徒と自分を比べる必要はないのです。大学生や社会人の英語学習において大切なのは英語を身につけることであって、人より早いスピードで英語を身につけることではないのです。

とりあえず始めよう

「何から始めてよいかわからない」とずっと迷い続けるくらいなら、何でもいいからとにかく始めましょう。100%無駄のない効率的な勉強法は存在しません。一番よくないのは、そんな魔法の勉強法を探し続けて結局なにもスタートしないことです。

中学英語は必須

1から英語をやり直すためには、中学英語までさかのぼります。文法は中学レベルのマスターは必須です。英語という言語の土台はほぼ中学英語に詰まっているからです。逆にいえば、中学英語さえマスターしてしまえば基礎力は充分です。

高校英語は基本的に中学英語の深堀り・応用です。「中学ではなんとか大丈夫だったけど高校で英語につまずいた」という人は、じつは中学英語をしっかり理解できていなかったのが原因であることが多いです。

「いや中学レベルの文法は全て理解していた」と自信をもって言える人が高校英語でつまずいたとしたら、おそらく語彙力が原因でしょう。中学英語に比べ、高校では必須単語の数が圧倒的に多いのです。語彙力をつけるには、単語集だけで勉強しても退屈なので、リーディング学習をおすすめします。英文の読解力を磨きながらも語彙力を増やせるので一石二鳥です。

教材は何を使う?

中学高校時代の教科書をまだ持っているなら、ぜひ活用しましょう。もう処分してしまった、という人には英検をおすすめします。

英検は受験英語と親和性が高いため、やり直し英語学習としては最適です。必ずしも実際に受験する必要はありません。英検の問題集や学習書が、英語をやり直したい人にとっては良質の英語教材です。

中学で英語につまずいた人は、まずは3級レベルの英語力を目指しましょう。英検の合格ラインは7割以上の正解ですが、長期的に考えると3級レベルの問題は9割には達しておきたいです。「お、意外といけそう」と感じたら、準2級以上の受験に挑戦してみるのもよいでしょう。

4技能はバランス良く学ぶ?

日本の英語教育では4技能であるスピーキング・リスニング・リーディング・ライティングをバランス良く身につけることが推奨されています。

調和を好む日本人の習性でしょうか、我々は何事もバランスを大切にします。しかし英語4技能でいえば、バランスよく学ぶ必要はありません。将来目指す業種職種によって、重要な技能は変わってくるからです。むしろある程度は偏っていて当然です。

例えば、営業系だとプレゼン・会議・交渉といった業務のため、主に「話す」スキルが必要です。4技能でいえば高いスピーキング・リスニング能力が求められます。一方で技術系や専門職だとそこまで「話す」スキルは求められません。技術系だと逆に読み書き、つまりリーディング・ライティング能力の方が重要になってきます。

ただやみくもに4技能を鍛えるのではなく、自分にとって何が一番重要なスキルかを考えましょう。

オンライン英会話を始めてみよう

英語を話せるようになるには、当たり前ですが英会話が効果的です。対面の英会話教室も良いですが、大学生にはオンライン英会話をおススメします。なぜなら対面の教室より圧倒的に安いからです。月額5,000円前後で始められるので、大学生でも充分続けられる金額です。詳しくは以下の記事をご覧ください。記事自体は社会人向けですが、大学生の方にも当てはまりますのでぜひ参考にしてください。

英検・TOEICに挑戦してみよう

目に見える結果がほしいなら、英検やTOEICなどの資格試験をおすすめします。前述のように英検は受験英語と親和性が高いため、中高英語の復習や英語やり直し学習として優秀な教材です。英検準2級レベル以上の実力があるならTOEICに挑戦してみましょう。英検と違い世界で知名度のある資格試験なので、国外企業への就職活動でも有利です。

英検・TOEIC対策おすすめ教材

英検ネットドリル

英検受験対策の最高峰である旺文社の教材「英検でる順パス単」「英検予想問題ドリル」「英検全問題集及びCD」がまるごと収録、5級~準1級まで対応しています。また、和訳のワンクリック表示や自動で弱点チェックなど、デジタルならではの英検対策教材です。

スタディサプリENGLISH(TOEIC対策コース)

CMでもお馴染みのスタディサプリ。1回3分で学習できるため、電車の中やお昼休み、食後など、日々のスキマ時間を使って勉強できます。演習問題、講義動画、単語チェックなどのコンテンツをうまく活用すれば、スキマ時間だけでも1日で充実した学習ができます。

勉強のモチベ維持するには?

英語学習のうえで大切なのはモチベーションの維持です。理由や目標がないと少し壁にぶつかると「もういいや」と挫折しやすいからです。

そうならないためにも重要なことは2つです。

ひとつは、具体的な目標を立てること。「英語をマスターする」といったざっくりしたものではなく、「英検準2級レベルの英語力を身につける」「学校の留学生と意思疎通できるくらいの会話力をつける」など、少し頑張れば達成できそうな小さな目標を設定します。何も目標が思いつかないなら英検やTOEICを目標に使いましょう。

その目標を達成するために「毎日30分は勉強する」「今週までに参考書30ページ進める」など、何をするかを決めましょう。この時、あくまで現実的に自分ができる範囲できめること。「毎日2時間勉強する」と決めるのは簡単ですが、できなければ意味がありません。たとえ聞こえはショボくても実行可能な目標にしましょう。

もうひとつは、肩の力を抜くこと。かつての受験英語と同じ感覚で勉強をするとまた挫折するのは目に見えています。今は模試や実力テストの点数に追われてはいません。まずは成果を重視するよりも継続できる勉強リズムを作りましょう。

タイトルとURLをコピーしました