「自分の英語が通じない、ショック!」その3 ⇒ 声が小さいだけ(しかも意外と多い)

【画像】大きな声で

何事も慣れないうちは上手くいかないものです。英会話も例外ではありません。そこそこ英語力はあるはずなのに、頑張って話してみたら相手から”Sorry?”と聞き返された。ああ、発音が悪かったのかな?それとも文法が間違ってた?そんなふうに自分の実力不足を痛感してします。

でもちょっと待ってください。じつはそれ、英語力の問題ではないかもしれません。

結論からいいますと、ただ単に声が小さくて聞き取りにくいのです。

「はあ?何それ?」と思うかもしれませんが、実際のところ驚くほどこのケースが多いのです。

英会話初級者はみんな自分の英語力に自信がありません。自信がない人が話すと自然と声が小さくなります。当然ですが小さい声は聞き取りにくいです。聞き取りにくいから「え?なんて言った?」と聞き返します。

ものすごく当たり前のカラクリですが、自信なさげに話している当事者は、自分が思っている以上に声が出ていないことに意外と気づいていません。

解決法も簡単です。もっと大きな声で話せばよいのです。



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腹式呼吸を練習してみよう

とりあえずここでは英語の勉強は置いといて、よく通る声を出すことを意識してみましょう。

まずは良い姿勢を。日本人は猫背が多く、呼吸が浅くなりがちです。発声の第一歩は、背筋を伸ばし胸を張る。

それでは実際に腹式呼吸をやってみましょう。まずは鼻からゆっくり3秒ほど息を吸います。この時、お腹を膨らませながら深く吸い込んでください。

今度は5秒ほどかけてお腹の中の空気を吐き出します。この時、お腹がぺったんこになるくらい空っぽに吐き出し切ってください。

これを5~10回ほど繰り返します。慣れないうちは、たったこれだけの動作でも疲れます。

口を大きく開ける

相手が聞こえやすいように発声するには、口を大きく開けることも大切です。特に英語を話す時は、あまり口が開いていない状態で発声すると、相手にとっては聞き取りにくいものです。

ひとつ試してみましょう。以下の文の英語と日本語をそれぞれ声に出して読んで、録音してください。この時、意識してわざとあまり口を開かずに発声してみてください。

Nice to meet you.
お会いできて嬉しいです。

それでは、自分の声を聞いてみてください。なんとか日本語は聞き取れますが、英語のほうはこもった声で聞き取りにくいはず。理由はもちろん母国語と外国語だからでもあるのですが、日本語に比べて口を大きく開けないと英語は聞き取りにくい性質があるのです。ネイティブの口もとを見ていると大きく口を開けて話しているのがわかります。じつはそんな理由からなのです。

次は逆に大きく口を開ける事を意識して、もう一度やってみてください。1度目よりもはるかに聞き取りやすくなったはずです。

口のストレッチ

とはいえ、普段あまり口を開く習慣がないとなかなか難しいもの。日本語を話す時には使わない口の部位なので、筋肉が固いのです。そんな口まわりをほぐすために、口のストレッチをやってみましょう。やり方は簡単。「あ・い・う・え・お」と発声する時の口の形を、必要以上に大げさに口を開けるだけ。口まわりの筋肉をほぐすことが目的なので、実際に発声する必要はありません。これを何度か繰り返します。

【画像】あいうえおの形

これはアナウンサーも本番前に口まわりをほぐすためにやっている口の体操です。スピーキングの練習前にやってみるなど、習慣にしてみましょう。



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