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英語4技能とは、英語を「聞く/読む/書く/話す」の4種に分類した英語技能のことです。
旧来の学校英語教育では、リスニング(聞く)とリーディング(読む)能力に偏った英語学習となっていました。これは、受験制度という枠組みのなかで受験者の英語力に点数をつけるためには自然な成り行きでした。
しかしグローバル化が進んだ現代社会では、ただ英語の知識があるだけではなく、英語を使った発信力が必要になってきました。インプット能力であるリスニング(聞く)とリーディング(読む)能力に加え、アウトプット能力のライティング(書く)とスピーキング(話す)能力が求められるようになったのです。こうした背景から、コミュニケーション能力を伴った4技能すべてをバランスよく習得することが重要視されるようになりました。
学校教育も4技能のバランスを重視
実際、学校現場でも変化が起きています。2020年からの学習指導要領(※)の内容が、これまで以上に4技能を重視したものになっていきました。
※全国のどの地域で教育を受けても、一定の水準の教育を受けられるようにするため、文部科学省では、学校教育法等に基づき、各学校で教育課程(カリキュラム)を編成する際の基準を定めています。これを「学習指導要領」といいます。
引用:https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/idea/1304372.htm
授業で学んだ単語や英文法をただテストでアウトプットするのではなく、言語として実際に使ってみる授業内容が増えました。科目としてではなく言語として、プレゼンテーションやディスカッションという形でアウトプットしながらコミュニケーション能力を高めていく狙いです。
バランスよく4技能を伸ばす勉強法
では具体的に、4技能をバランスよく身につけるための勉強法を紹介します。といっても、何か特別な勉強法があるわけではありません。順序よく継続して勉強するのみ、です。
ちなみに順序とは以下の通りです。
1.基礎のインプット学習: 語彙、文法、発音を覚える。
2.インプット(リスニング能力、リーディング能力)を鍛える
3.アウトプット(ライティング能力、スピーキング能力)を鍛える
基本的にはこれを繰り返すのみです。少し大雑把な言い方をすると、旧来の勉強法1.2.に加えて3.の比重が増えただけの話です。
しかしこの単純な順序が馬鹿にできません。インプットとして知識の蓄えがないとアウトプットする引き出しがないからです。特に重要なのはリーディングで、読めない英文はそもそも聴き取ることができないし、自分の引き出し(リーディング能力)以上のアウトプットはできないからです。
とはいえ偏っていてもOK
しかし、4技能をバランスよく身につけることに必要以上にこだわることはありません。例えば技術職などであまり外国人と面と向かうことがない職種なら、スピーキング能力を磨く必要はありません。それよりも技術書や仕様書などを読み解けるリーディング能力を重点的に身につけるべきです。逆に文書よりも接客が中心の営業職などの場合はアウトプットとコミュニケーション能力を鍛える必要があります。「何のために英語が必要か?」によって偏りが出てくることもあります。
誤解のないように言いますと、「だから勉強法も偏ってOK」ではありません。4技能をバランスよく身につける勉強法の実践は英語総合力の底上げにもなるし、結果的には効果の高い勉強法でもあります。つまり、4技能をバランスよく身につける勉強は効果的だけど、結果的にバランスよく身につかなくても必要以上に気に病む必要はないということです。
まとめ
グローバル化が進んだ現代では、ひと昔前よりも圧倒的に英語を使う機会が増えました。そのためにも4技能をバランスよく伸ばすに越したことはありません。ただ、職種によっては必要な技能に偏りが出てくるので柔軟に考えましょう。
とはいえ、総合力を身につけるにはバランスよく4技能を伸ばす勉強法は効果的です。インプットを鍛えることでアウトプットの土台ができますし、アウトプット練習することでインプット学習の気づきがあったりもします。
4技能を意識しながらも、自分にあった勉強法を見つけましょう。
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