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「構わないよ、気にしないよ」という意味で使うこの2つのフレーズ。意味は同じでも、じつは相手に伝わる印象はゼンゼン違います。
結論から言えば、I don’t mindは言葉どおり「構わない、気にしない」という意味。一方のI don’t careは「気にしない」というより「どうでもいい、興味ない」とネガティブなニュアンスです。
実際の会話を見てみましょう。
A: Can I open the window? It’s hot.
B: I don’t mind. Go ahead.
A: 窓を開けてもいい?暑いから。
B: かまわないよ。どうぞ。
なんてことのない会話ですが、これがI don’t care だとかなり違ってきます。
A: Can I open the window? It’s hot.
B: I don’t care. Go ahead.
A: 窓を開けてもいい?暑いから。
B: どうでもいいよ。好きにすれば?
このように、 I don’t mind が I don’t care に変わるだけで超イヤな奴に聞こえます。
■あえて感じ悪いI don’t careを使う
普段は「かまわないよ、気にしないよ」と言う時は I don’t mind を使いますが、自分が相手に対して怒っている時は、こちらの感情を伝える意味でもあえて感じの悪い I don’t care を使います。
A: Sorry I’m late. I got caught in a traffic jam.
B: I don’t care. You always make excuses.
A: 遅れてごめんよ。渋滞に巻き込まれちゃって。
B: どうでもいいよ。君はいつも言い訳ばかりだな。
■一語違うと全く違う
mind と care の一語が違うだけで、伝わるメッセージが根本的に変わります。
I don’t mind what you make a decision.
あなたがどんな決断をしようと、構わないよ。
I don’t care what you make a decision.
あなたがどんな決断をしようと、どうでもいい。
一つ目の文だと、「あなたの決断を尊重しますよ」というニュアンスが感じられますが、二つ目の文は「あなたの決断なぞ興味ないです」と冷たい感じがします。
■まとめ
このように、日本語にすると同じ意味に聞こえてもニュアンスは全く違います。今度からは映画や海外ドラマを見る時、この2つの使い分けに着目すると面白いです。