心に響く名言で退屈な英文法の勉強【社会人のやり直し英語】

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【画像】文法書

■英文法の勉強がつまらない理由
英文法の勉強が楽しい、という人はあまりいません。多くの人にとって英語学習の目的は、言語として「英語が使えるようになる」ことであり、英文法はその一環に過ぎません。そもそも英文法をマスターすることを目指しているわけではないので、楽しいわけはありません。

しかし、活きた英語を身につけるには文法知識は必須。でも文法の勉強は地味で退屈。どうすれば英文法を楽しく感じられるのでしょう?

■心に響く名言に触れる
教科書や学習書で英文法を学ぶ時は、基本的には文法の解説を読みながら例文で理解していく。正直にいって、ワクワクする作業ではありません。例えば以下は仮定法のよくある例文です。

If I were rich, I would live in a large castle.
もしわたしが金持ちだったら、大きな城に住むのに。

動詞・助動詞の過去形を用いて仮定の話を表現する仮定法ですが、よほどの英文法マニアでない限り「なるほど!過去形で現実にはあり得ない仮定を表すのか!じつに面白い!」などと感激したりしません。特に感情を動かされることなく「ふーんそういうルールなんだ」と思うだけでしょう。これが心に響く言葉だったら少し違ってきます。

If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?
もし今日が人生最後の日なら、今日やろうとしていることは本当に自分のやりたいことだろうか?

これは、スティーブ・ジョブズによるスタンフォード大学でのスピーチの一節です。まさに仮定法の文章ですが、それ以上に胸に刺さる言葉です。

もうひとつ、心に響く名言を紹介します。

People cry not because they’re weak, it’s because they’ve been strong for too long.
人々が泣くのは弱いからではない。長い間ずっと強くあり続けてきたからだ。

アメリカの俳優、ジョニー・デップの言葉です。文の後半には、継続を表現する現在完了形が使われています。やはりこれも、よくある”I have been to France.”のような例文よりも心に残ります。

英語とは言葉であり、感情に触れるような言葉は忘れないものです。英語を勉強するなかで、様々な英語の名言に触れてみましょう。英文法の習得以上に、人生を変える言葉に出会えるかもしれません。



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