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中学で習うhad better、意味は「~したほうがよい」と覚えましたが使い方には注意が必要です。
この映画すごい面白かった!
観た方がいいよ。
これを英語でいうと以下のようになります。
The movie was awesome!
You should watch it.
中学でshouldは「~するべき」と習いました。そしてhad betterは「~したほうがよい」。日本語訳から考えると「~すべき」とは少々きつく聞こえるかもしれませんが、そんなことはありません。映画や音楽など友達に何かを勧める時は気軽にshouldが使われます。むしろhad betterは威圧的なニュアンスがあります。
「~したほうがよい。さもないと…」
昔はhad betterも実際に日本語訳どおり助言を意味していました。しかし今では「~しないとまずいことになる」「~しなさいよ」と圧力を伴った警告・命令のニュアンスがあります。前述の例文をhad betterで表すと、
You’d better watch it.
あなたもこの映画を観といたほうがよい。
(さもないとまずいことになる)
という「一体なんの脅しだよ」みたいなわけのわからない事を言っているに聞こえます。
また、体調が悪そうな人に対して「家に帰った方がいい」と伝える時は、had betterでもshouldでも両方使えます。しかし使い分けが必要です。
1. You’d better go home.
2. You should go home.
同僚や部下に対しては1.でもかまいませんが、上司など目上の人に対してはふさわしくありません。2.の方が気軽に使える表現ですが、上司に対してはストレートに言うのではなく頭に I think をつけて
I think you should go home.
帰った方がいいと思います。
とすると柔らかく聞こえます。
昔は強い圧力を感じなかったhad better ですが、今では使い方に注意が必要です。言葉は時代とともに変わるもの。英語も例外ではありません。ネイティブがどう使っているかにも注意して聴いてみましょう。