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中学時代、英語のテストで以下のような問題に覚えがありませんか?
1.と2.がほぼ同じ意味になるよう書き換えるとき( )に適切な単語を入れなさい。
- He gave me the watch.
- He gave the watch ( ) ( ).
答えは ( to ) ( me ) です。前置詞toが増えたぶんだけ複雑になりますが、学校ではほぼ同じ意味として習いました。ほぼ同じ意味、で間違いないのですがもう少し深堀りしてみましょう。
英語には、最も伝えたい重要な情報ほど後ろにくる性質があります。例えば1.の文では、彼がわたしにくれたものは時計だった、と「時計」が焦点です。2.の文では、彼が時計をあげた人物はわたしだった、と「わたし」が焦点です。このように後ろに配置された言葉が強調されるのです。
もうひとつ例を見てみましょう。
- Jon taught Emi English.
- Jon taught English to Emi.
1.は、ジョンがエミに教えたのは英語であり、何を教えたのかが焦点です。2.は、ジョンが英語を教えた相手はエミであり、誰に教えたのかが焦点です。
このように、英語は重要な情報や新情報は後ろに配置します。