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人称代名詞と聞くと「なんだっけそれ?」と思う人もいるでしょう。中1時代を思い出してみてください。
I, my, me, mine
あい まい みー まいん
とリズム良く習ったあれです。学校で以下の表を暗記させられた記憶もあるでしょう。
人称代名詞 | 所有代名詞 | 再帰代名詞 | ||||
主格 (~は、~が) | 所有格 (~の) | 目的格 (~を、~に) | (~のもの) | (~自身) | ||
一人称 | 単数 | I | my | me | mine | myself |
複数 | we | our | us | ours | ourselves | |
二人称 | 単数 | you | your | you | yours | yourself |
複数 | yourselves | |||||
三人称 | 単数 | he | his | him | his | himself |
she | her | her | hers | herself | ||
it | its | it | – | itself | ||
複数 | they | their | them | theirs | themselves |
この人称代名詞の暗記は必須です。とりあえずこれを頭に入れておかないと正しい英文を組み立てることができません。必ず全て覚えましょう。
一人称二人称三人称って何?
それぞれの定義は以下のとおりです。
一人称(the first person): わたし ( I )
二人称(the second person): あなた ( you )
三人称(the third person): わたしとあなた以外
わたしでもあなたでもない第三者は三人称と呼びます。また、主語が三人称の単数で現在形の文では、動詞の語尾に s をつけます。いわゆる「三単現のs」です。
3つの「格」
日本語には「~は、~が、~の、~を」のような助詞がありますが、英語には助詞が存在しません。その代わり、配置や言葉を変化させます。人称代名詞では格という言葉で表現されています。日本語の格とは「地位・身分」「きまり・法則」という意味があり、つまり主格とは主語を表現するきまり、所有格とは所有者を表現するきまり、目的格とは目的語を表現するきまり、ということです。
所有代名詞とは
所有格は「my car」のように名詞の前につけますが、所有代位名詞は単体で「所有格+名詞」の働きをします。
my car ⇒ mine
これは、おもに言葉の重複を避けるために使います。例えば、
That car is my car.
これだとcarが2度も出てくるため、くどい文章になってしまいます。これを
That car is mine.
とすればすっきりします。
再帰代名詞とは
myselfやyourselfのように「~自身」をあらわすように語尾に-selfがついた代名詞を再帰代名詞といいます。おもに主語を受けて目的語として使う、または主語を強調するはたらきがあります。
●主語を受けて目的語として使う
David loves himself.
デヴィッドは自分自身を愛している。
●主語を強調する
My boss herself wrote this report.
わたしの上司自身がこのレポートを書いた。
代名詞にまつわる体験談
わたしがシアトル留学していた時の話です。シアトルといえばマリナーズ。当然シアトル市民はマリナーズファン。試合(game)があればその話題で持ちきりです。マリナーズが勝った次の日は皆 “We won!”「俺たち勝ったぞ!」とテンション高めです。しかし、負けた時は不機嫌そうに“They lost.”「あいつら負けたぞ」と突き放します。
勝ったらwe俺たちの勝利、負けたらthey彼らの責任。「なんと都合のいいヤツらだw」と吹きました。