【やり直し英文法】形容詞と副詞の違いと見分け方って?

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「大きい」「きれいな」「早い」「とても」など、他の語を詳しく説明する修飾語。英語の修飾語は、形容詞と副詞の2種類です。同じ修飾語なのでつい混同してしまいそうですが、使い方は明確に違います。

ここでは、形容詞と副詞のそれぞれの性質と使い方を解説します。

形容詞と副詞の違い

この2つの品詞の違いはシンプルです。

形容詞 ⇒ 名詞を修飾
副詞 ⇒ 名詞以外を修飾

形容詞と副詞とでは、修飾する単語の種類が違います。
それぞれの例文を見ていきましょう。



形容詞

形容詞は名詞を修飾する品詞です。

名詞の前に置いて修飾

My boss bought a big car yesterday.
昨日、上司が大きな車を買った。

car(名詞)をbig(形容詞)が修飾

Look at that beautiful church.
あの美しい教会を見て下さい。

church(名詞)をbeautiful(形容詞)が修飾

be動詞の後に置いて修飾

<主語+be動詞+形容詞>の型です。

Jack is kind.
ジャックは親切だ。

The dogs were cute.
その犬たちは可愛かった。

形容詞を重ねる

andbut などの接続詞を用いて形容詞を重ねることもできます。

Tom has a big and expensive desk.
トムは大きくて高価な机を持っている。

The building is old but beautiful.
その建物は古いが美しい。

-(ハイフン)を使って形容詞を作る

-(ハイフン)を使って2語以上で形容詞を作ることもできます。

Jon has a 15-year-old sister.
ジョンには15歳の妹がいる。

I heard a hard-to-believe story from Lisa.
リサから信じがたい話を聞いた。



副詞

副詞は名詞以外を修飾する品詞です。名詞以外とは、動詞、形容詞、文全体、あるいは副詞が副詞を修飾(例:very much)することもあります。

時や場所を表す副詞

I finished my report yesterday.
昨日、レポートを終わらせた。

The accident happened here.
その事故はここで起きた。

程度・頻度を表す副詞

Sarah can swim fast.
サラは速く泳げる。

He rarely wakes up early.
彼はめったに早起きしない。

文頭につく副詞

Unfortunately, the train had already left.
残念なことに、列車はすでに出ていた。

Honestly, I have no idea what to do.
正直なところ、何をしてよいかわからない。

2語以上の副詞

She can run really fast.
彼女はとても速く走れる。

I had a meeting last night.
昨夜に会議があった。

Tom is standing at the bus stop.
トムがバス停に立っている。

Thank you very much.
本当にありがとう。



まとめ

ここまで読んでみてそれでも「うーん、まだよくわからない…」という人は、とりあえず以下の事だけは覚えてください。

形容詞 ⇒ 名詞を修飾
副詞 ⇒ 名詞以外を修飾

これを頭に入れておけば、多くの英文に触れていくうちに、形容詞と副詞の感覚が身についていきます。

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