じつはTOEICって優秀な実践英語教材です【大人のやり直し英語学習】

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【画像】TOIECマークシート

「TOEICの点数が高くても実践で英語が使えるとは限らない」

とよく言われています。本来ならTOEICで高得点とれる英語力があれば実践で使える能力があるはずです。しかし実際はスコアと実践英語力が別物として語られます。なぜか。それは、TOEICテストを受ける目的が英語力を身につけるためではなく、高い点数を取るためになっているからです。

受験者の多くは会社命令や昇進のためにテストを受けます。そのためにはなるべく短期間で高い点数を取る必要に迫られます。そうなると当然、勉強法は使える英語力を磨くためよりも確実に点数を取れるテクニック中心になります。時間が限られているため、覚えた英語をつかいこなす学習をする余裕はありません。結果的に点数をとることだけが目的になってしまいます。

そんなハイスコアを取るためだけの勉強法を一概に否定することはできません。現実問題として、そんな勉強は意味がないなんてキレイごとを言っている場合ではなかったりします。しかしここで言いたいことは、現実のプレッシャーを抜きにして考えると、TOEICは非常に優れた英語教材だということです。

■リスニングパートは最強の音源教材
市販されているリスニング教材の多くは、標準英語といわれるアメリカ西海岸英語です。しかし、世界で話されている英語は多種多様で、教材に近いアクセントで話すイングリッシュスピーカーはごくわずかです。今や英語話者の人口はネイティブよりノンネイティブの方が多いといわれる時代です。様々な国のアクセントを聴き分けるスキルも必要です。
TOEICのリスニングは、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアと多様なアクセントが収録されています。こんなバリエーション豊富なリスニング教材はなかなかありません。

正解の選択肢を見極めるために聴くのではなく、実践ビジネス英語のリスニングとして聴き込めば、応用力のある英語耳が鍛えられます。

【画像】リスニング

■リーディングパートは実践英語の宝庫
以前のTOEICは、テクニックだけで正解が狙える問題が多くありました。しかし年々とテクニック戦略だけでは通用しなくなり、2016年5月に新形式となってからはテクニックだけで解ける問題はほとんどなくなりました。そもそもTOEICとは英語力を測定するためのテストなので、テスト作成者からすれば当然の措置でしょう。逆に言えば、テクニックに頼らないTOEICの勉強をしていけば確実に英語力がつくということです。

文法パートは、実用的な文法・語彙問題ばかりです。また、リーディングではビジネスメールや広告が題材になっており、現実に英語圏の国々で見られるようなものです。他にも新聞記事やスケジュール表など、ビジネスや日常で使用される英語文書なので、正解を選ぶためではなく英語教材と考えて読み込めば、相当なレベルアップが望めます。

【画像】英文法の勉強

【TOEICリーディング教材】
TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リーディング
ゼロからのTOEIC(R) L&Rテスト リーディング講義
極めろ! リーディング解答力 TOEIC® L & R TEST PART 5 & 6

■まとめ
TOEICは英検でいえば準1級くらいのレベルと言われています。いずれにせよ、TOEIC800点以上または英検準1級レベルの英語力があれば海外生活や英語での業務は心配ないでしょう。TOEIC受験者のなかには「800点以上取れないと昇進できない」などのプレッシャーの下で勉強している人も多くいます。それは仕方のないことですが、もしTOEICを英語教材と考えて勉強に取り組めば、間違いなく高い学習効果が得られます。

外部リンク:TOEIC公式サイト

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