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※前回記事、『仮定法を理解するコツは過去形にあり』の続きです
■すでに起きた過去とは異なる仮定
前回は「もし~だったら」と、現実とは異なる仮定をする表現でしたが、「もしあの時こうしていたら…」と、すでに起きてしまった現実とは異なる仮定の過去を表現する時は仮定法過去完了を使います。
If I had studied harder, I would have got over 800 score in TOEIC.
もしもっと一生懸命勉強していたら、TOEICで800点以上取れていただろう。
TOEICを受けてはみたけど勉強不足で、800点に届かなかった時の表現です。過去の事実と異なる仮定の話です。
これを、通常の仮定法過去に書き直してみると、
If I studied harder, I would get over 800 score in TOEIC.
もしもっと一生懸命勉強したら、TOEICで800点以上取れるだろう。
となります。まだTOEICを受けていない時の表現です。受けたとしても実力不足で、まだまだ800点には遠く及ばない、という表現です。
次は直接法で表現します。
If I study harder, I will get over 800 score in TOEIC.
もしもっと一生懸命勉強すれば、TOEICで800点以上取れるだろう。
となります。この場合、本気だせば800点以上を狙える英語力がすでにある、現実的な話となります。
【ifを使った仮定法過去完了の作り方】
If + 主語 + 過去完了形, 主語 + 助動詞 + 現在完了形
上記の型を公式のように丸暗記するのもよいですが、なぜこの型になるのかを時系列でイメージすれば格段に理解度が上がるでしょう。