日常英会話はビジネス英語より難しい!必要スキルは雑談力

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【画像】笑顔の5人

英語にも敬語は存在します。距離感を過去形で表現するなど、英語独自の敬語表現があり、ビジネス英語においてはそういった言葉遣いが必要になってきます。学校で習う表現はあくまで日常の基本表現なので、ビジネス英語としては不十分です。

しかしビジネス英語が難しい、というわけではありません。逆にいえば、丁寧な表現を覚えてしまえば使いこなすのはそんなに難しいことではないからです。ビジネス上で話す内容は限られてきます。顧客の要望を聞く、発注、価格、納期、メールのフォーマットなど、自分の業務で使う英語表現のテンプレートを構築してしまえば、結構それだけで現場で通用したりします。もちろん業界にもよりますが、極端な話それほど英語力がなくても仕事を回せます。

■ビジネス英語よりも話題が広い
日常会話においては話すトピックは多岐に渡ります。まず挨拶から入りますが、学校では以下の超基本表現を習います。

A: How are you?
B: I’m fine, Thank you.

このような教科書どおりのフレーズは実践でも通用しますが、問題はその後が続くかです。例えば、日本での普段の日常会話を考えてみてください。

「調子はどう?」
「うん、まあぼちぼち。君は?」
「今日は最高に気分いい!マリナーズ勝ったからね。」
「ああ、昨日テレビで試合観てたよ。まさかあそこで本塁打とはね。」
「そうそう!あれは興奮したわ。」

と、例えばこのようにあいさつから野球の話になったりします。他にも天気の話、ニュースの話、家族の話など話題は尽きません。このような雑談の話題全てに対して、全てテンプレートで対応できるわけはありません。

海外で働く日本人で、業務上は英語で困ったことはなくても、ある日プライベートで上司や同僚と食事をした時に何を話していいかわからず困った、などというケースはわりとあるようです。日常会話はアドリブが要求されるため、それだけ難易度は高くなります。

■必要なのは雑談力やコミュ力
このような日常会話においては、必要なものは基礎英語力を高めることよりも、雑談力コミュニケーション力です。たとえTOEIC満点でも無口で全然会話をしようとしない人だと、周りから見れば「話せない人」と思われてしまいます。海外では無口な人は通用しません。何も話さないと、「つまらない人」「失礼な人」のレッテルを貼られてしまいます。逆にいえば、単語を並べるだけの拙い英語でも何か話すべきです。たとえ下手くそな英語でも、沈黙よりは10倍マシです。

人との会話においては、英語はコミュニケーションの道具に過ぎません。大切なのは使う言語ではなく何を話すかです。雑談が苦手という人は、話好きな人を観察したり、雑談力を伸ばす本を読んだりして、コミュニケーション能力に磨きをかけましょう。

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