
スラムダンク
中学校三年間で50人もの女の子にふられ続けた悲しい男・桜木花道。50人目の女子生徒に「私、バスケット部の小田君が好きなの」と言われたショックが尾を引いて、湖北高校へ入学してからも“バスケット”という言葉に異常に反応し、立ち直れずにいた。そんなある日のこと、一人の美少女から声をかけられる。「バスケットはお好きですか?」彼...
The game is over when you give up.
あきらめたらそこで試合終了だよ。
【文法解説】
接続詞when「~の時」を使ったシンプルな文章。学校ではwhenは最初疑問詞として習いますが、このように接続詞としても使われます。
スラムダンクを読んだことなくてもこのセリフは聞いたことある、というほどの有名な名セリフです。
中学時代の三井寿に多大な影響を与えた安西先生の言葉です。中学の県大会決勝、残りわずか12秒で相手が1点差でリード。あきらめかけていた三井に、来賓として試合観戦していた安西先生が「あきらめたらそこで試合終了だよ。」と声をかけます。メンタルを立て直した三井はこの後に逆転シュートを決め、MVPに選ばれます。この出会いで三井は安西先生のいる湘北高校へ進学することを決意します。
余談ですが、作者は三井寿のことを、宮城リョータにからむ単なる不良役として登場させました。しかし描いているうちに段々と愛着がわき、「かつてはエリート選手だったが挫折して不良になった」という設定に変更。トラブルを経て湘北バスケ部に復帰するというシナリオを描いたそうです。そんな後付けのキャラクターとは思えないほど、三井寿は湘北バスケ部には欠かせない魅力あるキャラとなりました。