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英文は<主語(S)+動詞(V)>の形で、「SがVする」が基本です。これに対し受動態は「SがVされる」と、SがVの行為を受ける文になります。受動態の作り方は<be動詞+過去分詞>です。では受動態はどんな時に使うのかというと、誰(何)がどうしたかの動作ではなく、何が起こったかの結果が重要な場合に使われます。
誰(何)がしたのかわからない
My bag was stolen.
わたしのカバンが盗まれた。
誰がカバンを盗んだのかわからないような時、「<主語>が私のカバンを盗んだ」という文にはできません。そんな時、「私のカバン」を主語として何が起きたかを受動態で説明します。
When I arrived there, the gate was closed.
わたしが着いた時には門は閉じていた。
門が閉じていたという事実のみが重要であって、誰が閉じたのかは問題ではありません。
誰(何)がしたのかは重要ではない
English is spoken all over the world.
英語は世界じゅうで話されている。
英語は世界じゅうで話されている言語です。主語をアメリカ、カナダ、イギリス…と挙げていたらキリがありません。英語という言語が世界規模で普及していることを表すために受動態を使っています。
誰(何)がしたのか言いたくない
少年が家の前でボール遊びをしています。勢いあまって暴投、家の窓ガラスをパリーンと割ってしまいます。外で聞こえた音に驚いてお母さんが聞いてきます。
Mom: What’s that sound?
母: 何の音?
自分がした事を言いたくありません。しかし何か答えなくちゃいけません。
Boy: Uh…the window was broken.
少年: えーと、ガラスが割れたよ。
通常だと I broke the window. と言うべき場面ですが、「自分が割った」とは言いたくないのです。そんな時は主語をごまかすために受動態を使います。とりあえず「窓が割れた」という事実のみを伝えます。by me は言いたくないので省略です。
byを使って行為者を表す
行為者を表さない時に受動態が使われますが、「~によって」と行為者をハッキリ表現したい場合は by ~と表します。
The city was destroyed by an earthquake.
街は地震によって破壊された。
街が破壊された原因をbyで示しています。
This picture was taken by Lisa.
この写真はリサに撮影されたものだ。
写真を撮った行為者をbyで示します。受動態ではなく、Lisa took this picture.とすると、写真より主語のLisaの行為に主眼が置かれた文になります。
by以外の前置詞
受動態で使われる前置詞はbyとは限りません。何を表すか、状況によって使う前置詞は変わります。
(1) My sister was injured in a car accident.
わたしの姉は交通事故で負傷した。
(2) The mountain is covered with snow.
その山は雪で覆われている。
この2つの文のように、直接的な行為者ではない場合はbyは使えません。(1)は交通事故という状況の中で起きたことを表すためinを使います。(2)では、付随・付帯を表すwithを使います。