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“What you have brought here is your own will, not any curse.
Carry on, never hesitate.”
ここまで来たのはあなた自身の意志だ。呪縛などではない。
迷わず進みなさい。
【文法解説】
What you have brought hereまでが主語です。
助動詞として使われることが多いwillですが、ここでは名詞のwillです。
carry on: 続行する、進み続ける
hesitate: 躊躇する、二の足を踏む
バナージの行く手を阻むフル・フロンタルのネオジオング。そのバナージを守るため、サイアム・ビストの秘書ガエルはシルヴァ・バレトを駆りネオジオングに挑みかかります。しかし圧倒的火力差の前に、じわじわと破壊されていくシルヴァ・バレト。それでも退かず、戦い続けながらもガエルがバナージに語りかけた言葉です。
バナージがラプラスの箱までたどり着いたのは、ビスト家の血族という運命の呪いから逃れられなかったからではなく、バナージ自身が自らの意志で真実を追い求めた結果である、と。
度重なる攻撃でボロボロになったガエルの機体に、とどめを刺そうとするネオジオング。ガエルを守るため、バナージはユニコーンを召喚。ビームガトリングで牽制しながらフロンタルに挑むユニコーンの後ろ姿に、ガエルはバナージの父でもあった自身のかつての主、サイアム・ビストを重ね合わせて「ご当主…」と安心したように微笑みながらつぶやきます。
ちなみにガエルが駆るこのシルヴァ・バレト、頭部こそガンダムですが機体そのものはほぼドーベン・ウルフのようです。