
機動戦士ガンダムUC
U.C.0096。建設中の工業コロニー“インダストリアル7”。父を知らずに育った少年バナージ・リンクスと船に密航した謎の少女が出会い、そして白いモビルスーツ“ユニコーン”と様々な思惑が絡み出した時、歴史の針が動き出した。『ラプラスの箱』を巡る争いに巻き込まれることを、バナージはまだ知らない…。(C)創通・サンライズ
“When it’s over, let’s have a drink.”
終わったら、一杯やりましょう。
【文法解説】
It’s over.
何かが終わってしまった時によく使われるフレーズ。
バーティが終わった。
恋人同士の関係が終わった。
もう過ぎ去った過去のこと。
などを表現する時に使われます。
ネェル・アーガマ艦長オットーがジンネマンに言ったセリフ。
このシーンだけ切り取ると何でもありませんが、とても響く一言でした。
妻と娘を連邦に殺され、復讐を誓っていたジオンの軍人ジンネマン。しかしジンネマン一行は成り行きで、その仇敵である連邦軍の戦艦ネェル・アーガマと行動をともにすることになります。最初はお互いに敵意むき出しでした。しかしやむを得ない事情で共闘するうち、個人同士が憎み合う理由はないことに気づいていきます。
「終わったら、一杯やりましょう。」
友軍の裏切りや大切な人の死。多くの苦難を乗り越えた末の一言。静かに胸が熱くなるシーンでした。