【1分講座】「~まで」と期限を表す前置詞、by、until、tillの違いと使い分け

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【画像】byuntilltill

期限を表すbyとuntilは日本語にするとどちらも「~まで」となるため、間違いやすい言葉です。しかも日本語にはない前置詞なのでなおさらです。この2つの攻略法は、日本語訳で考えるのではなく、それぞれのコアイメージを知ることです。それでは、それぞれ以下の例文からコアイメージを考えてみましょう。

I have to finish this report by 11:00pm.
わたしは11時までにこのレポートを仕上げなければならない。
My boss will work until 11:00pm.
わたしの上司は11時まで働くつもりだ。

この2つの例文では、byとuntilの役割は

by 11:00pm ; 今から11時までの間のどこかで仕上げる
until 11:00pm : 今から11時までずっと働き続ける。


■基点を表すby

I have to finish this report by 11:00pm.
わたしは11時までにこのレポートを仕上げなければならない。

文脈によっては、byは「~のそばに、~の横に」を意味するように、継続ではなく一点を表します。11時というタイムリミットがあるだけです。11時ギリギリに終わるかも知れないし、意外と順調で9時に終わるかもしれません。必ずしも11時まで継続するわけではありません。


継続をあらわすuntil

My boss will work until 11:00pm.
わたしの上司は11時まで働くつもりだ。

byはタイムリミットの一点を表すのに対し、untilは継続する動作が終了するまでのゴールを表します。上司は11時までに仕事を終わらせるのではなく、11時まで仕事をし続けるのです。

【画像】by,until図


■untilとtillの違いは?

untiltillは、じつは意味の違いはありません。tillはカジュアルな響きがあるので、ビジネス文書などではuntilを使う方がよいでしょう。



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