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mayとcanはどちらも「~してよい」という許可を表す助動詞ですが、ニュアンスは大きく違うので注意が必要です。ざっくりと違いを説明しますと以下のとおりです。
can:対等な立場で「~してよい」
may: 上から目線で「~してよい」
それぞれの使い方を見ていきましょう。
■canの使い方
家族や友達、同僚など対等な立場同士ではcanを使います。
A: Can I use your computer?
A:パソコン使ってもいい?
B: Yes, you can.
B: いいよ。
これがcanではなくmayになるとニュアンスがかなり違います。
A: May I use your computer?
A:パソコン使ってもよろしいでしょうか?
B: Yes, you may.
B: よろしい。
このように、対等な立場だとmayを使うと違和感があります。
■mayの使い方
上司が部下に、面接官が受験者に向かって許可を与えるような時はmayを使います。
You may come in.
入室してよろしい。
You may go now.
退出してもよろしい。
受験者が面接官に入室の許可を訪ねる場合は、
May I come in?
入室してもよろしいでしょうか。
となります。
■禁止事項はcan’t
「~することは禁止されています」と許可しない事を伝える時は、対等な立場のうえで許可しないという意味でcan’tを使います。
You can’t take pictures.
写真撮影は禁止です。
You can’t park here.
ここは駐車禁止です。
多くの例文や実践で使われる言葉に多く触れていくと、違いの感覚が身についていきます。