【名言で英語学習】「教育とは、学校で習ったことを忘れてしまった後、自分のなかに残るものである。」アルバート・アインシュタイン

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”Education is what remains after one has forgotten what one has learned in school. ”
Albert Einstein

教育とは、学校で習ったことを忘れてしまった後、自分のなかに残るものである。
アルバート・アインシュタイン

【文法解説】

「教育とは~である。」の、~の部分の目的語が長くて複雑です。what remains (残ったもの)の後に、after one has forgotten what one has learned in school (人が学校で習ったことを忘れた後)がそれを修飾しています。

ここで使われている代名詞のoneは、一般的な「人」を指します。

アルバート・アインシュタイン(1879 – 1955)
「相対性理論」で有名な、ドイツ生まれの物理学者。



学校の勉強は、「こんなの習っても将来なんの役に立つの?」と思うことが多々あります。難しい数学の公式や昔の出来事を覚えたところで、社会に出てからその知識の全てを直接使う場面はほとんどありませんし、そもそもほとんど忘れています。

では学校で習う事はほとんど無駄なのか?というと、そうではありません。数学を学ぶことで物事を筋道立てて思考する術が身につき、経済を学ぶことで社会の仕組みを理解することができ、歴史を学ぶことで人間の本質を理解する足掛かりになります。また、経済学の視点から歴史を眺めるとまた違った風景が見えてくるなど、様々な知識を広く浅く学ぶことで、多角的な視点を身につけることができます。

一般教養とは、ただ単にその分野の知識を詰め込むのではなく、視野の引出しを増やすために学ぶものです。しかし、はっきりと目に見える成果がでるわけではないので、理屈ではわかっても実感できないのが難しいところです。

同じ書物を読んでも、人によって心に残るものが違います。その人が何を大切に思い、どんな人生を歩んできたかによって得るものが変わってくるのです。学習とは、単純に教材に書いてある知識を脳にダウンロードしているわけではありません。

人間はどうしてもすぐに目に見える成果を求めてしまいますが、目に見えない大切な何かも存在します。

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