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“I have not failed. I’ve just found 10,000 ways that won’t work.”
Thomas Edison
わたしは失敗したことがない。うまくいかない1万通りの方法を見つけただけだ。
トマス・エジソン
【文法解説】
前半と後半の文、両方とも現在完了形が使われています。< have + 過去分詞 >で、「失敗したことがない」「見つけた」という、過去からの経験を表しています。
トーマス・エジソン(1847 – 1931)
音楽プレーヤーの原点ともいえる蓄音機や、電気で長時間明かりを照らせる白熱電球を発明した、天才発明家。
日本のことわざ、「失敗は成功のもと」を解説してくれているような名言です。発明家であるエジソンは、文明の発展に大きく貢献してきました。白熱電球や蓄音機、映画フィルムなどは彼の発明であり、現代社会に生きる我々が便利な生活を送れているのはエジソンのおかげといっても過言ではありません。
そんなエジソンでも、最初からすべてうまくいったわけではありません。偉大な発明は全て最終的なアウトプットに過ぎず、そこにいたるまでは小さな実験や経験を積み重ねていきました。
子ども時代のエジソンはいつも「なぜ?どうして?」の質問攻めで大人を困らせていました。そして、疑問を解決するためには、どんなことでもトライ&エラーを繰り返しました。全く失敗を恐れないエジソンのエピソードは数知れません。その一部を紹介します。
「なぜ火は燃えるんだろう?」その答えを見つけるため、自宅敷地内の小屋の中で火を燃やし続け建物を全焼させた。
自分が開発した薬を実験するため、学校の友人に飲ませて病院送りにした。
新聞売りをしていた列車内で実験部屋を作り、列車内で火災を起こした。
動物園のゾウを電気の実験台に使い感電死させた。
倫理的な話はさておき、様々な試行錯誤を繰り返したからこそ後世に残る文明の利器を残すことができました。彼にとっては、火事を起こしたことも友人を病院送りにしたことも、失敗ではなく上手くいかない方法の発見だったのです。