※ この記事には広告・PRが含まれています
“Common sense is the collection of prejudices acquired by age eighteen.”
Albert Einstein
常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションである。
アルバート・アインシュタイン
【文法解説】
common sense: 常識
prejudice: 偏見、先入観
acquire: 手に入れる、獲得する
最後のacquired by age eighteenは、prejudicesを修飾する分詞です。
prejudices acquired by age eighteen「18歳までに得た偏見」
冒頭の日本語訳では、文のイメージを考慮してacquiredを「身につけた」と意訳しています。
アルバート・アインシュタイン(1879 – 1955)
「相対性理論」で有名な、ドイツ生まれの物理学者。
常識を疑うことで新しいものを生み出す、科学者らしい言葉です。
常識といわれると、絶対的なルールのように感じてしまいます。でもよくよく考えてみると、そもそも常識とは人間が規定した社会の決まり事に過ぎないものであって、別に万物の法則などではありません。
もちろん人に迷惑をかける事や法に触れる事はダメですが、必ずしも「常識から外れる=悪い事」ではありません。新しい発見や何かが創り出される時は常識の外で起きるものです。
■そもそも相対性理論って何?
アインシュタインといえば相対性理論を発表した物理学者として有名ですが、では相対性理論って何?と聞かれると意外と知らない人も多いのではないでしょうか。ここでは、相対性理論とは何かをざっくりと解説します。
相対性理論とは、光の速度と重力の関係性を説明する理論です。アインシュタイン以前の時代では、光は常にまっすぐ進み速度も一定であり、時間の流れも常に一定であるという考え方が常識でした。しかしアインシュタインは、光が太陽のそばを通る時、光がわずかに曲がることを発見しました。これは、太陽の重力に引っ張られて光が曲がってしまうからでした。進む軌道がまっすぐではなくなるということは、光が進む時間も一定ではなくなることを意味します。
この光の速度についての考えを発展させた結果、あの有名な公式「E = mc²」が生まれたのです。ちなみにEはエネルギー、mは質量、cは光の速度です。
光は常に一定の速度でまっすぐ進む。そんな常識をアインシュタインは覆したのです。